2012年04月29日

連休明けに注意! 新入社員の5月病・6月病

いよいよゴールデンウィーク(GW)に入りました。

GWでゆっくり心身を休めることができる方もいらっしゃれば、
カレンダー通りにお仕事の方も、そして、サービス業の皆さん
のようにずっとお仕事という方も最近は増えていますね。

いずれにしても、このGW明け〜6月の間は、皆さんの部下や
メンバーの様子には十分注意しておきましょう。

新しい年度がスタートして1ヶ月経過しました。

新入社員にかぎらず、新しい職場や勤務地に異動になって、
初めての環境で仕事をするというケースも増えています。

中堅クラスやベテランの方でも、未知の環境に臨む場合は、
やはり緊張したり、自分ができると思っていたことがうまく
進められなかったり、こんなはずではない…という思いが
生まれることがあるわけです。

これは、新しい社会的環境にうまく適応できないことから、
心身に様々な症状が現れ、生活に支障をきたす…適応障害
といわれる現象が起こりやすい時期だからです。

以前、4月10日の日経新聞では、新入社員の心理状態に
ついて記載された記事がありました。

「新人の孤立感は以前より深く、構ってもらえるのを待って
いる傾向が目立つ」一方で、先輩たちは忙し過ぎて新人は
放置されてしまうため、「この会社でよかったのか」と
思いつめてしまう新人も増えてくることが予想されます。

会社を選ぶときに彼らが最も重視するのは、「自分の能力
・個性が活かせる」ということですが、現実の会社での
仕事は、そんなに個性を発揮できる機会や状況はまだまだ
少ないため、迷いが生じ始めるのが5月〜6月でしょう。

新人を始動する先輩は、自分よりも5歳も6歳も上…。
場合によっては10歳以上も上…ということがざらです。

先輩からみたら、何でこんなレベルで悩んでいるの?…と
思ってしまいがちですので、思わす「現実は甘くないよ」
と切り捨ててしまいやすいのですが、それをやると、
そこで接点は切れてしまいます。

相手のストレス下での心理的傾向がどういうタイプなのか
を見極めた上で対処する対人的なマネジメント能力が、
今後は、非常に問われてくることになるでしょう。

そうした場面で対人的マネジメント力を発揮する上で、
とても有効な理論として、SOC(センス・オブ・
コヒーレンス:衝撃的な出来事や. 自らが解決しなければ
ならない問題が発生した場合の行動・ものの見方・考え方)
に着目し、サポートを展開しています。

一人ひとりの多様性を認め、行動を生み出す感情(情動)
の仕組みとその活用方法を理解し実践するスキルを修めて
いれば、新人に限らず、ストレス状態を乗り切る心の資質
を養い、可能性を切り開くことができます。

そうした観点で、チーム状況を好転させていきたいと思って
いらっしゃる場合は、お気軽にご相談くださいね。
http://bit.ly/JRG62e


posted by FUJICO at 12:56| メンタルマネジメント

究極のストレス状態を乗り切る心の資質

ボストン コンサルティング グループ 日本代表:御立尚資氏は、
昨日の講演コメントで非常に重要な提言をされました。

今は平時に業績をあげる秀才型の人材が経営上層部に多いが、
そうした人材が想定外の状況を乗り越えていける時代ではなく
なっている。

これからは修羅場に強い人材の発掘発見が非常に重要だと。

タイミングというのは恐ろしいもので、これまで研究してきた中で、
その考え方に近い切り口でアプローチできる理論とツールを調査し
続けてきましたが、ついにその理論とツールをご提供できるように
なりました。

それは究極のストレス状態を乗り切る心の資質を診断するツール。

ユダヤ系アメリカ人の健康社会学者、アーロン・アントノフスキー
博士のストレス対処能力概念SOCに基づくツールで、診断への
納得度と背景理解度が非常に高いツールです。

2010年8月5日に発生したチリでの鉱山坑道崩落事故で33名全員が
団結と規律を失わずに事故から69日後に全員が救出された事例も
すべてこの理論で、成功したプロセスが合理的に説明できるのです。

ストレス耐性の訓練をしていない全員が生還できたのは、ルイス・
アルベルト・ウルスア氏がこの資質を持っており実践されたから
と言われています。

そして、この資質もトレーニングによって高めることができる
可能性があるという点も喜ばしいことです。

これからの不透明な時代にまさに修羅場に強い人材を発掘発見し、
さらには育てていくプロセスで重要なツールとなりますね。
posted by FUJICO at 10:19| メンタルマネジメント

2012年02月19日

長谷部 誠の 「心を整える」 〜わたしも痛感して実践している2つをご紹介

ワールドカップサッカー日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた長谷部誠さん。
彼の著書『心を整える〜勝利をたぐり寄せるための56の習慣〜』はとても自然体で学べる
すばらしい本だ。
この書籍の紹介文を少し引用してみよう。

「長谷部誠はサッカー選手としては、特に特徴がある選手ではない。試合を決定する
フリーキックが蹴れるわけではないし、突出したテクニックを持っているわけではない。
だが、彼はあらゆる指揮官に重宝される日本代表の中心人物だ。それに加え、浦和レッズ
ではタイトルを総なめにし、移籍したドイツでは、クラブチームを初優勝に導いた。
そして、記憶に新しいアジアカップでのチーム優勝……。彼は一体何を持っているというのか。
それは、類まれなるメンタルコントロール力にある。心はよく「鍛える」「磨く」などと
表現されるが、長谷部誠は違う。心を「整える」のだ。生活のリズム、睡眠、食事、そして、
練習。日々の生活から、心に有害なことをしないように、少しでも乱れたら自分で整える。
そうすることによって、いかなる試合でも、いかなる場面でも揺らぐことがなく、ピッチで
力が発揮できるという。実践することはいたってシンプルながら、だからこそ、慌しい現代
では意識をしないと難しいもの。力を抜いて無理なく自然体で行える姿は、まさに彼の心情
が姿勢として表れている証明だろう。今最注目のアスリートのビジネスでも、スポーツでも、
あらゆるシーンで応用できる新メンタルコントロール術!」

メンタルコントロールの力は、自分やチームの成果を左右する大きな力になるということを
改めて確認させてくれる。

その中には、わたし自身も特に意識して取り組んでいるものがたくさんあるので、今回は
その中から2つ取り上げてみよう。

一つ目は「意識して心を鎮める時間を作る」だ。

彼はチームとしての行動の時間が終わると、自分の部屋へ戻り、「心を鎮める30分間」を作る。

彼のその方法は書籍を見てほしいが、彼のコメントで重要なのは「大事なのは、ザワザワと
した心を少しずつ沈静化していくことだった。練習と緊張でざらついた心をメンテナンスして
あげるのだ。」というところ。

この気持ちにはとても共感する。まさに私自身も毎日、朝起きたときと、就寝前の時間をとって
行なっている。彼とは別の、わたし独自の方法でそれを行なっているが、いずれにしても体の中が
まさに整っていく感じを味わいながらすすめるとよい。

彼がこうしたことの大切さに気づいたのは、彼がドイツに移籍してからと記述されている。
短いオフの期間にに帰国した際、さまざま予定を入れすぎ、忙しすぎて心身ともにすり減って
クタクタになり、頭が回らず、会ってくれた人にも失礼なことをしてしまっている・・・と感じ始め、
これではいけないと思ったという。

そんなとき、京セラ創業者の稲盛和夫さんの書籍の言葉「一日1回、深呼吸をして、必ず心を
鎮める時間を作りなさい」と出会った。まさに自分に必要な習慣だと痛感し実践するように
なった。この習慣があったからこそ、どんなに葛藤を抱えていても、翌朝には平常心で部屋を
出ていくことができたということだ。

もう1つは、「正論を振りかざさない」ということ。

孔子の言葉・・・「直にして礼なければ即ち絞す」を引用している。
正義感が強すぎて、真面目すぎると、かえって周囲を絞めつけてしまう・・・という意味だ。
彼は、この言葉を初めて見たとき、ドキリとしたという。まさに自分のことを言われている
ような気がしたのだ。彼のそう感じた過去の場面については、実際に書籍をみていただきたい。

彼はそれ以来、正論を振りかざしたら、かえってまわりに迷惑をかけてしまうことがあると
いうことを肝に命じている。

これは私自身も若い頃に苦い思い出が多い。やるべきこと、なすべきこと、あるべきことを
明確にして徹底させようという真面目さが強すぎて、強引さが出すぎていたように思う。
お互いに意識が高まるもっと上手な収束のさせ方があったなと今では強く反省している。
そうしたこともあって今のわたしのファシリテーションのベースに、メンタルコントロールを
置いている。

こうしたメンタルコントロールの背景にあるのは、自他の「感情」である。

この自他の「感情」を、それぞれが本来持っている最高の力を発揮できるような状態に変換
していくことができれば、一人ひとりの行動は成果創出に向けて動き出す。

私自身の若いリーダー時代の反省も踏まえて、リーダーになった早期の段階で、こうした
自他の「感情」を、それぞれが本来持っている最高の力を発揮できるような状態に変換して
いくスキルを身に付けてほしいと願っている。

今回順次ご紹介している若手・中堅リーダーがチーム成果を創出できるリーダーになるための
5STEPをwebのビデオ映像で紹介している。

特に、ステップ3では、リーダーになったばかりの方や、ご紹介したような自他の「感情」
コントロールがうまくできず、チームがバラバラになってしまって困っているリーダーに
とって参考になる『EQ』についてご紹介しているので、以下から参照してほしい。
(まだ、ビデオの視聴登録をしていない方は、以下から登録することで、視聴可能に。)
http://bit.ly/wDxRky

『EQ』は、人がそれぞれ本来持っている力を最高な状態で発揮する上でとても重要な能力だ。
ぜひ、20代〜30代の若い時期に習得してほしい。
posted by FUJICO at 11:52| メンタルマネジメント

2011年06月29日

柳井会長「若者よ、自分で自分の・・・」

先日、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏の『柳井正の希望
を持とう』という新刊が、朝日新書から出版されました。
元々、朝日新聞土曜版の「be」に連載されていたコラムをベースに加筆
修正された一冊ですが、私は、連載時から注目していましたが、非常に
面白い内容です。

ちょうど、柳井正氏のインタビュー記事が、PRESIDENTの2011.7.18号に
掲載され、そこでも同じようなメッセージが発信されており、これも
一読しておくと良いと思いましたので、お知らせしておきますね。
私が注目した2つの箇所をご紹介してみますね。

まず、1つ目は、この部分です。
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 自粛と自主規制の問題は、自分の頭で判断していない点にある。
 世の中の空気に流されて、世の中に配慮して、なんとなく自粛
 しているだけです。
 「隣の店が看板の照明を消したから、うちも消そう」
 「商店街のほとんどが早めに店を閉めるから、うちもそうしよう」
 横並びの発想です。自分で結論を出したわけではない。
 これから問われるのは自分の頭で判断して、決めること。周りの
 空気、隣の人の行動に左右されるなんてことは情けないことだ。
------------------------------------------------------------
復興、再生、成長に必要なのは、私達ひとりひとりの活力・・・と
柳井氏が力説しているポイントです。

では、この「活力」は、どこから生まれるのでしょうか?
これまで、このニュースレターをお読み頂いている皆さんは、すぐに
ピンと来られたかと思います。
「活力」とは、論理ではなく、自分の内なる感情から生まれます。
私たちの内なる感情のコントロールがきちんとできていないと、
周りの状況に流される、横並びの行動になってしまいます。

特に、ムラ意識の強い日本人は、こうした横並びに陥りやすい傾向に
あります。
周りの空気に流されないようにするためには、「EQ」による感情コン
トロールが必要になるのですが、この際、感情の行く末に、どのような
結果が待っているのかを見極める力が求められます。
もし、現状、今の感情の行く末が望ましくない結果につながると予測
できるのであれば、自らの行動を制御するのです。

この内なる今の感情を、「望ましい結果を生み出す行動」につながる
ように転換させていく力が「EQ」になります。
周りの空気に流されず、本当に望ましい結果を生み出すには、上記の
プロセスが非常に重要となります。

そして2カ所目です。
------------------------------------------------------------
 私は「生きる」ことは、すなわち頑張ることだと思うし、仕事
 とは、つらいことだと信じている。
 確かに、仕事はつらくて苦しい。しかし、それでこそ正しいの
 です。楽に生きていきたい、楽しく仕事をしたいと言っている
 人は現実を見つめていない。
 いい仕事をしようと思ったら、せいいっぱい頑張らないと
 いけない。
 若い人って自信を持っていないんじゃないでしょうか。それは
 謙虚なこともあって、自信を持つことに遠慮しているんだ。
 もっと自分自身に期待していいんですよ。遠慮しないで、自分
 に期待して、世の中を渡っていってほしい。
 日本を復興するのは年寄りじゃない。政治家でも財界人でもない。
 復興の主役は若い人ですよ。まちがいなく。
------------------------------------------------------------
いかがですか?
この部分、皆さんはどのように感じましたか?

このメッセージには、いろいろな情報や柳井氏が伝えたいメッセージが
深く込められていて、しっかり読み込まないと、表向きの言葉だけで
解釈してしまうと危険です。
 「仕事はつらい」
 「現実を見つめていない」
 「いい仕事をしようと思ったら」
 「せいいいっぱい頑張らないといけない」
 「自信を持っていない」
 「自分に期待していい」
 「復興の主役は若い人」

これらの言葉から、私は柳井氏の非常に強い期待のメッセージを感じ
ます。
表向きの言葉の裏にある気持ちがヒシヒシと伝わります。
このPRESIDENT記事のタイトルがそれを表しています。
 『若者よ、自分で自分の希望をつくれ』
『希望』は誰の心にもあるのですが、それを見ていなかったり、見よう
としていなければ、それは見えてきません。

それを見えるようにするのは、「こころの知能指数」を高めること。
皆さんの内なる希望を見つめ、自分の感情をコントロールし、望む
結果を得られる行動を起こすこと。
これが、今、リーダーたちに求められていることになります。
わたしもいつも応援しています。
「若きリーダーの皆さん、
 皆さん自身の内なる希望を大きく育て、その実現に力を貸して
 もらえるように仲間に働きかけ、仲間と実現していきましょう!」と。
リーダーにとって最も重要なことは、実現したい希望があること、そして
その希望を伝え、共感を得ることです。
皆さんの希望の実現、心より応援しています。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤


追 伸:
こころの知能指数(EQ)を高め、これをマネジメントに生かすための
情報を、公式facebookページで公開しています。
ぜひ、こちらもチェックして下さいね。
http://on.fb.me/lKtfcz
お待ちしております。

2011年03月30日

ロジカルに正しければ、人は意欲を出しますか?

ホームページをリニューアルして、EQファシリテーションや、
EQマネジメントのお話をしてから、ここ最近、EQに関する
お問い合わせをいただくことが増えてきました。

そこで、このニュースレターだけではお伝えしきれないEQを
活用した問題解決アプローチ法や、組織改革やリーダーシップに
について、皆さんで意見交換を行える場として、Facebook上に、
「EQファシリテーション」のfacebookページを開設しました。

★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf

今、日本がこうした厳しい局面におかれている状況だからこそ、
経営者やリーダーであれば、従業員や部下のEQ=感情を理解し
実際のビジネスシーンで活用するポイントや成果創出につなげる
カギをご紹介していきます。
ぜひご覧ください。↓
http://on.fb.me/gG1bqf

さて、このEQがビジネスの成果を生み出す上で本当に
重要であるということは、皆さんもご存知の大前研一氏が、
PRESIDENT誌の最新号の中で紹介しています。

--------------------------------------------------------------------------------

 「人間の組織というのはロジカルに正しいことをやれと
  指示しても、必ずしもみんな意欲を出してくれるわけ
  ではない。完全にロジカルとはいえないけれど、120%
   コミットしてもらえそうなことを指示したほうが、
  いい結果が出る。EQの高いコミュニケーションが
  できないと、マネージャー失格です。」

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              PRESIDENT 2011.4.18号

この大前氏の記事は、無敵のビジネス英語について解説されて
いるのですが、その必要条件として3つ掲げています。

1つ目は、TOIC 850〜900点という基礎体力。
2つ目は、ロジカルシンキング(論理思考)。
3つ目が、EQ(心の知能指数)。

ということです。

英語という言語でビジネスをする環境ではない場合、
2つ目のロジカルシンキング(論理思考)と、
3つ目のEQ(心の知能指数)の2つは、ビジネスを
成功させる上で不可欠な条件ということになります。

皆さんのお仕事では英語力が必要ですか?
それとも今はあまり必要とされていないでしょうか?

いずれにしても、残りの2つは必須ということになります。

大前氏は、この2つを学ぶ順序としては、ロジックを先に学ぶ
必要があると指摘しています。

これは、EQを先に学んでしまうと、ロジックを学ぼうとしなく
なってしまうという理由からです。

実は、日本人は、事実に基づいて因果関係を丁寧にたどり、物事
を論理的に考え、結論を導き出すのが非常に苦手と言われています。

皆さんはいかがでしょう?

私が学んだ順序は、
EQ→ロジカルシンキング→EQというサンドイッチ型でした。

1996年7月に出版されたダニエルゴールマン著の
「EQ 〜こころの知能指数〜」で、初めてEQについて
知りました。大変興味を持って、すぐに学び始めました。

EQ的な観点で多少苦労していたこともあり、学んだことを
すぐに実践の場で活用していったことで、状況を好転させて
いく際に非常に効果がありました。

しかし、次第に複雑なビジネス課題を解決しなければ
ならない状況に深く進んでいくと、EQ的観点だけでは、
解決策を導き出せないことが分かってきました。

そこで、複雑な事象がからまった問題を解決するために
必要だと感じた「ロジカルシンキング」を本格的に学び始め
ました。これも、単に学習するだけではなく、目の前の
実際のビジネス課題を解決するために駆使していくように
しました。

莫大な資金を投資して、いろいろなロジカルシンキングの
手法を学びましたが、「TOC思考プロセス」は、
ロジカルシンキングの中でも特に秀逸で、非常にシンプル
に課題解決への手がかりを見つけ出すことができます。

わたしも、TOC-ICO(TOC国際認証機構)登録 Jonahという
「思考プロセス・トレーナー」の資格を取得しました。

後になって気がついたのですが、この「思考プロセス・トレーナー」
の資格が、EQとの相性が非常に良いことがわかってきました。

そして、昨年、改めて、EQを本格的に学び直し、一人ひとりの
EQについて行動面から分析診断し、目標実現へのアプローチを
見つけ出せるツールも活用できるようになりました。

そのツールの一つが、「EQI診断」です。
http://i-leader.jp/eqi.html?tc=ml

私は、こうしたサンドイッチ方式で、ロジカルシンキングと
EQの両方を極めてきましたので、大前氏の言っていたことが
よく分かるようになりました。

そう言えば、一緒に学んでいた方の状況を振り返ると・・・

「ロジカルシンキング」を得意とする人は、「EQ的観点」は、
あまり得意ではないことが多かったのです。

「ロジカルシンキング」の直線的なアプローチに比べて、
「EQ」は、揺れ動く相手の内側を見つめていく場面が多いため、
とてもまどろっこしく面倒に感じたのかもしれません。

一方、「EQ」を得意とする人は、「ロジカルシンキング」的
観点は、あまり好んで使うことはしないことが多いようです。

相手主体にアプローチする「EQ」のポジションとは異なり、
「ロジカルシンキング」は、自分をストレートに相手にぶつけて
いく雰囲気がありますので、それが、あまり好まれないようです。

しかし、現在のように混迷したビジネス環境下での諸問題を
根本的に解決していくには、この両面を学び、対処すべき
状況に応じて、この2つを使いこなしていくことが必要だと
痛感しています。

でも、その必要性を頭で理解したとしても、実際にこの2つを
学んでいこうとする行動や、自分が目指す状態(ビジョン)を
描く行動や、その目指す状態を実現していこうとするエネルギー
を生み出す力は、今の自分自身の「EQ」にかかっています。

ですので、私はどちらから始めてもよいとは思いますが、
両方を修得する行動を実現するには、「EQ」の力を持って
いなくては不可能と考えています。

大前氏の「無敵のビジネス英語必要条件3箇条」
 ◆1つ目:TOIC 850〜900点という基礎体力
 ◆2つ目:ロジカルシンキング(論理思考)
 ◆3つ目:EQ(心の知能指数)
を参考にしながら、自分がどのようなフィールドで成果を出して
いこうとしているかを振り返る機会にして頂ければと思います。

こうしたEQにまつわる情報を、今後は、facebookページで公開
して参りますので、ぜひ「いいね」ボタンをクリックして購読
して頂ければと思います。

★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf

参考になった情報に対して「いいね」ボタンをクリックしたり、
コメントを残してくださいね。

もちろん、ご質問を頂いても構いません。お待ちしております。

ということで、今日はこの辺で。

それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤

2011年03月02日

今、企業に求められているのは「内側から引き出す力」

先週のメルマガで、i-leader.jpのホームページリニューアルを
記念して、「EQファシリテーション基礎」のセミナー動画を
無料視聴できるご案内をさせて頂きました。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml

もし、まだご覧頂けていないようでしたら、ぜひご確認頂きたい
部分がございます。また、すでにご覧頂いていても、次の
ポイントに注意して再度、ご覧頂ければ幸いです。

そのポイントとは・・・

皆さんもお気づきのように、実際の職場・現場においては、
教科書通りの状況がそのままあるわけではなく、また、その手法
もそのまま使える場面など、ほとんどありません。

そこで、今回の無料動画と併せて、ご確認頂きたいお話があり
ますので、ご紹介します。

厳しい競争社会の中で、生き残っていくための現場の働き方に
ついて、腕利きの有名社長の皆さんがコメントされている記事が
ありました。(PRESIDENT 2011.3.21号)

その中から、今後、皆さんがリーダーとしてその力を発揮する
ためのヒントを得ていただきたいと思います。
----------------------------------------------------------
『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』
〜日産自動車 COO 志賀俊之氏〜
----------------------------------------------------------
この発言、含蓄ある言葉ですね。

わざわざ波風を立てるなんて合理的じゃない・・・と思います
よね。でも、内向きな文化を突破して、新しい価値を生み出す
ときには、こうしたアプローチが必要な場面が、これからドン
ドン増えてきます。

しかし、普通は波風を立てるようなこと、誰もしたくありません
から、社長が、いくら「同質性の居心地の良さから新しい価値
は生まれない! 波風を立てろ」と言っても、そうした状況を、
現場に入ってコーディネートしていく人や、実際に波風を立て
たときに、それをイノベーションにつなげていくプロセスを
マネジメントする人がいなくては、かけ声だけに終わってしま
います。

こうした『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』ため
には、社内にEQファシリテーターの存在が不可欠といえるで
しょう。

皆さんの社内でもそうしたEQファシリテーターを今後育てて
いくのは、重要な意味があると思います。

それから、こんな発言もあります・・・
----------------------------------------------------------
『階層が上に上がるほど、不条理というものが理解できるか
 どうかが非常に重要になってきます。世の中というものは、
 数学や論理で割り切れない、不条理なことのほうが多いの
 ですから。特に経営者になると、不条理に満ちあふれた
 情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を持って最終目的へ
 と向かう解を見出していくかが、ビジネスの成否をわける
 といっても過言ではないでしょう』
           〜三菱電機 社長 山西健一郎氏〜
----------------------------------------------------------

これも、企業が直面する場面は、教科書通りの問題などない・・・
と断言している言葉ですね。まさに不条理なことをどう料理して
いくか…は、まさにEQファシリテーション力が必要な場面と
いえるでしょう。

社内で実際に直面する問題は、まさに『不条理』なことが多い
ですよね。

理屈で割り切れない要素がはまりこんでいる状況下で、それを
解決しなければならないというのは、非常に辛いものがあります。

山西社長の言葉の中の、
「不条理に満ちあふれた情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を
持って・・・」という部分。

これ、まさにEQファシリテーションが必要な部分なのです。

さらには、マネージャーに求められるコンピテンシーさえ、今や
大きく変貌しています。

皆さんの会社では、以下のようなお話は出てきていませんか?
----------------------------------------------------------
今まで、先頭に立ってチームをぐいぐい引っ張り、成績も挙げて
きた営業バリバリのマネージャーは評価されなくなっている。
それよりも、現有スタッフをまとめ上げ、目標達成へのプロセス
も含めて管理できるマネージャーが求められている。
-----------------------------------------------------------
これは、メンバーへの関わり方、特に、感情面を仕事のプロセス
や成果にいかに結びつけるかについてのスキルなくして、これは
実現できない領域です。

ますます、EQファシリテーションが必要な場面が増えている
ことを感じます。

これまでは、いわゆる根性・努力、そして気合い・精神で、
ちょっと強引であっても乗り切れたかもしれません。
成長へのレールがあったからです。

でも、成長へのレールが見えにくい経営環境では、ワンパターン
の「根性」では、メンバーのやる気を引き出せません。
すでに人々(従業員や部下など)の意識は多様化してきており、
自分の“ものさし”だけでは測れず、コントロールできない時代
になってきています。

ただ、誤解しないで下さいね。
EQを用いて、個々人の性格に合わせて迎合するのではなく、
個々人に合ったアプローチ方法と、適職(役割)があるという
ことを知ることで、会社全体を良い方向に導くための方法論で
あることをご理解いただけたらと思います。

その“先導役”が、会社の経営者であり、管理職、チームリーダー
であり、そのために「EQ」を活用したファシリテーションが
今、求められているのです。

今回、無料視聴できる「EQファシリテーション基礎」の動画
では、どのようなケースで用いることが重要であるのか、実際の
現場でのシーンも交えながら、解説しています。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml

今日のお話を踏まえて、動画をご覧いただけたら嬉しいです。

また、動画をご覧頂いた感想をぜひお聞かせください。
お待ちしております。

それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤


追 伸:

私もfacebookを始めました。
http://www.facebook.com/hirotsugu.katoh

こちらでも、リーダーシップや企業改革に関する情報を発信して
いますので、お友達申請してくださいね。
お待ちしております。

2011年02月02日

深川不動尊 護摩たき

2月2日、深川不動尊の 護摩たき に参列してきました。

夕方遅い時間帯の護摩たきに参列したこともあり、
暗いお堂の中、響き渡る法螺貝、
太い重低音が体をつきぬけ響き渡る巨大な3つの大太鼓の連打、
高く高く炎と火の粉が舞い上がりゆらめく様を
五感でしかと体感してきました。

深川不動尊は、皆さんもご存じの通り、成田山新勝寺の
江戸別院として誕生したパワースポットですね。

『護摩』とは・・・深川不動堂のHPでは、

「不動明王を御本尊とし、その前に壇を設け色々な供物を
 捧げ、護摩木という特別につくられた薪を焚いて
 不動明王に祈る真言密教の秘法です。」
 
そして、『護摩の火』は・・・

「不動明王の智慧を象徴し、薪は煩悩を表わしています。
 護摩の儀式を通じて僧侶は薪という煩悩を不動明王の
 智慧の炎で焼きつくし、ご信徒と共に清浄なる願いとして
 高まり成就することを祈ります。
 これを形に現わしたものが護摩札です。
 護摩札は不動明王の霊徳を宿し、不動明王を象徴しています。」

こうした蘊蓄以前に、その場の空気を体感すると、静かな重みと
お堂の厳粛でぴりりとした空気に包まれて神聖な気持ちになります。
非常にすばらしい時間をいただきました。

こうした場に直接出向いて、体で、荘厳な空気を感じると
いうのは、意識と身体を引き締めるのにとてもよいと
思いました。

素敵な秘めやかなパワーを身体の芯に蓄えたようです。

意識と身体を引き締め、癒しを得ているパワースポット
がありましたら、ぜひ教えてくださいね。

参考までに・・・
深川不動尊の お護摩修行時間は毎日、
9:00/11:00/13:00/15:00/17:00
の5回厳修です。

毎月1日、15日、28日の御縁日には、夜19:00も特別に
厳修しています。

今日は、深川不動尊のご紹介をいたしましたが、
日々、目の前の激務に追われているときには、時々
そんな場と機会を意識して創ることも大切ですね。

リーダーの仕事は、激務ですので、メンタルタフネスで
なければ継続的にその役割を果たすことができません。

何らかの影響で不調になる生命エネルギーを整える術を、
自らにあった方法で見つけ、継続的に実践することが
とても大切です。

人は無意識に心や身の回りの現象を身体の感覚として
受け止め、それを心と身体の状態に反映してきます。

自らの生命エネルギーを整える術・・・

私が20代の頃、こうした術を知らずに、リーダーと
して激務を続けた結果数度倒れた苦い経験から、
長期の視点で、高いレベルで戦い続けるためには、

「自らの生命エネルギーを整える術」を体得することが
とても大切だと痛感しました。

私なりにさまざまな術を試行錯誤し、自分なりの術を
今は体得して毎日実践しています。

皆さんもぜひ自分なりの術を見つけ実践されること
お薦めいたします。

またぜひ情報交換させてくださいね。
それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤

2010年08月04日

「EQ」発揮度合いを知ることから始めましょう!

今日は、前回までのニュースレターで、お問い合わせを多くいた
だきました「EQ」について、この「EQ」という観点をどのように
測定できるのかについてご紹介したいと想います。

まず、私たちには、感情や心の持ち方のクセというものが一人ひとりにあります。

例えば・・・

◆自分の内なる心のエネルギーがどちらを向いているか・・・で、
 表面に現れる行動が変わりますね。

1)自分の心のエネルギーが、自分の内面に向かっている
   ⇒自分は、何に興味があり、どのようなことを望んで
    いるのか、何に対してどのような感情を抱くのか、
    また、それはなぜなのか…等を見つめる

2)自分の心のエネルギーが、自分の外側に向かっている
  ⇒自分を取り巻く周りの環境や他者から自分がどう
   見られているのか等、他者の目に映る自分の姿への意識

他にも、以下のような観点によって、表面に現れる行動が変わって
きます。

◆ストレスがかかる場面でどのような考え方をしているか・・・

◆怒りを感じた時に自分の心の動きをどれだけ調整できて
 いるか・・・楽しさや喜びなどの肯定的な感情でさえも、
 それを出すのにふさわしくない場面で調整できているか・・・

◆自分が感じている喜怒哀楽の感情を、言葉やその他の
 方法で、相手に適切に伝えようとしているかどうか・・・

◆人間関係で生じる様々なトラブルをどう受けとめるか、
 また、対処する上でどのような意志を持っているか・・・

◆人に対して自分の方から心を開いて、自分が何を考え、
 どのように感じているかという情報を提供しているか・・・

◆自分が置かれている状況や人との関係において、何が
 どのように起こっているのかを客観的に観察しているか・・・

こうした内面の動きが、実際の行動につながっているということは、
心理学でも明らかになっています。

前々回のニュースレターでお伝えしましたね。

「認知」→「感情」→「行動」→「結果」という流れで、感情や心の
持ち方が、行動自体を大きく左右し、その行動によって、最終的な結果
が生まれている、ということでした。

これを、石川遼選手の全英オープンのときの言葉から引用して
確認しましたね。

「認知」=コンディションが変わった(全英特有の強い風等)

「感情」=自分の気持ちも惑わされてしまい

「行動」=アグレッシブさに欠けた

「結果」=今日攻められなかったなと思うショットを
     数えたら前半だけで8、9回はあった
     
このようになっていました。ですから、石川遼選手は、
「どんな状況でも常にアグレッシブに打っていける
 根性がこれからの課題です」
という発言をしていたわけです。


ここでいう「根性」は、「認知」→「感情」の部分で
次につながる「行動」が、練習時と変わらない状態で
臨めるようにメンタル面での「感情」のコントロール力
を高めるということを意味していることを確認しました。

ですから、自分が本来持っている専門的で高度な知識や
スキルを、仕事や試合の「結果」に結びつけるには、
「結果」を生み出せる「行動」を安定させることが、
必要になるということです。

安定もしくは、飛躍させるためには、その前段階の
「感情」が、「行動」を不安定にさせたり、望む「結果」
を生み出せない“悪い感情”になってしまわないよう、
自分自身をコントロールする力が必要となります。

特に、顕著なのが先ほどもご紹介しました「ゴルフ」と
いうスポーツです。

ゴルフをやったことがあれば、すぐにお分かりになるかと
思いますが、ちょっとでも精神面で不安定になると、
良い球が打てなくなったり、正確さを欠いてしまいます。

ゴルフというスポーツは、技術の上手い下手よりも、
“いかに精神的な安定を保ち、失敗しないか”が、
スコアにつながるスポーツです。

実は、これは、ビジネスの世界にも応用が効きます。

しかし、感情や心の持ち方にはクセというものがあり、
自分でも何となく分かっているようでも、説明できる
ようにはなっていないものです。

そこで、

今の状況を生み出している自分自身の感情コントロールに
関する要素を分解し、その要素ごとの状態と、その関係性
から、現在の自分の感情に関する行動状況の理由を科学的
に分析して、感情や心の持ち方のクセを把握できるように
なりました。

これを自分自身で理解し、把握することで、仕事や
スポーツなど、自分が目指す目標の達成率を高める
ために必要な 感情や心の持ち方を練習していくことが
できるようになります。

また、自分が本来持っている専門的な知識・スキルを
発揮できるようになっていきます。

この「自分の感情や心の持ち方のクセ」を診断し、
自分が望む結果を手に入れるために必要な観点と、
そのための方法を具体的に見出していく方法が
「EQI」という診断ツールです。

このEQIは、EQ理論の提唱者である、ピーター・
サロベイ教授とジョン・メイヤー教授の協力を得て
研究開発している唯一の組織が開発した診断テスト
ですので、安心して診断を受けることができます。

まずは、リーダーとしての自分の「EQ」を発揮
している行動状況を自己理解ことから始めてみて
くださいね。

EQI診断の詳細はこちらをクリック↓
http://www.i-leader.jp/eqi.html

自分自身の感情や心の持ち方のクセだけではなく、
チームメンバー一人ひとり、お互いのクセを共有して、
チームとして本来持っている専門的な知識・スキルを
チーム活動に活かして、望む成果を実現させるプロセス
にも活用することができる頼もしいツールとなります。

このEQIについて、もっと知りたい、ということで
あれば、お気軽にお問い合わせください。

http://www.i-leader.jp/otoiawase.html?tc=ml

お待ちしております。

それでは、また来週!

フジ・コーポレーション
ファシリテーター
加 藤

2010年07月28日

自分の求めるライフスタイルのビジネスが出来ていますか?

先週、メンタル面のお話をさせていただいたのですが、
再度、確認をしておくべき点があると思いました。

メンタル面の重要性についてお話するたびに、注意して
おかなければならないのですが、前回お話しました「EQ」
というのは、本来、本人が持っている専門的な「知性」や
「知識」「頭脳の回転」などを成果創出に向けて効果的に
活用できる「感情」マネジメントの極意であるという趣旨で
お話いたしました。

ですから、成果自体を生み出すための「知性」や「知識」、
「頭脳の回転」自体も養うことがとても重要だということ
です。これだけでは、成果にまで至らないのですが、これ
なくしては、成果の源泉を創り出すことも難しいのです。

ただ、これは自分でなくても、他者の「知性」や「知識」、
「頭脳の回転」の力を借りることでも可能です。

そのときは、相当力の「EQ」が必要となりますが、
自分自身の力のバランスの中で考えてみていただき、
選択してください。

先に、まずは、効き脳診断を受診いただいて、ご自身の
現時点での思考行動特性と、現在の担当職務で成果を
生み出すために必要な思考行動特性を把握しておくこと
が不可欠となります。

今、自分自身が向き合わなければならない仕事の
成果を創出するために必要な思考行動特性において、
優勢度自体が高く、それを機能させるスキルを修得して
いるか、もしくは、優勢度が低くてもそれをカバーできる
高度な知識・スキルを意識的・計画的な鍛錬によって
高めていれば、担当業務での成果創出は確実に可能です。

自分自身でその分析ができればOKですし、自分自身で
難しい場合は、自分へのアドバイザーを見つけることが
必要です。

そして、そこまでわかっていてもなかなか自分自身の
担当業務で成果が生み出せていないようなときは、
メンタリティーの分析をさらに詳細に行うと、自分自身
がなぜ今そうなっているのかがより詳細にわかります。

250問の問いかけに約20〜30分で回答いただき、それを
もとに、これからのリーダーシップのあり方や、ご自身
のライフプランを設計するアドバイスを、個別面談を
通じてご提供することができるようになりました。

上記のような状態にまで進んでいるにも関わらず、まだ
成果創出にたどりつけていない場合は、お気軽にご相談
ください。

今すぐに診断受診も可能な状態でセッティングしており
ます。

ここをクリアすると・・・
「知性」や「知識」「頭脳の回転」自体を養いながら、
「心の知能指数」を高めること、人生での成功を手にする
ことができるようになります。

これは、人が幸せをつかんでいくための「両輪」です。
本気になって自分自身の幸せと成功を創り上げたい方には、
いつもでそうしたお手伝いをさせていただきます。

ダン・ケネディの言葉でとても共感する言葉がありました。
「多くの人が、自分の求めるライフスタイルとは正反対の
 ビジネスを作り上げてしまう。自由になるどころか、
 そのビジネスに囚われ、楽しむことができずフラスト
 レーションが溜まり、創造的どころか退屈になる。」

そんな生き方を 望みますか?
私はNO!です。

自分を活かすために、(ある意味楽しみながらも)
とことん自分を追いつめるくらいトレーニングして、
自分の活きる道を飛躍的に高め、他の人が出来ない
領域とレベルに高めていかなければ、上記の境地に
辿り着くことはできないと思います。

人それぞれ生き方で目指すものが異なってよいのです。
皆さんはどんなライフスタイルを望んでいますか?
それを実現できていますか?

実現するか否かは、これからの日々の行動で決まりますよね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、また来週!

フジ・コーポレーション
ファシリテーター
加 藤

2010年07月21日

結果を左右するメカニズムを知っていると・・・

ゴルフの全英オープンでの石川遼選手、すばらしい健闘でしたね!
海外メジャー戦としては自身最高の27位タイでフィニッシュ。

いつも一流の選手からはメンタル面で学ぶことが多いです。

企業の仕事とスポーツは違うという見解の方もいらっしゃいますが、
メンタル面での人間に生じる変化のプロセスは同じだと思います。

石川遼選手の言葉はとても参考になります。

「コンディションが変わった(全英特有の強い風等)だけで、
 自分の気持ちも惑わされてしまい、アグレッシブさに欠けた」

これは、人の行動結果を生み出すプロセスをよく表している
言葉です。

人の行動結果から逆に見てみると・・・

「結果」は、人の「行動」によって生まれますね。
「行動しない」ということも行動の一つです。

そして、その「行動」は、人の内面に生じている
そのときの感情(気持ち・気分)が反映します。

これは具体的なシーンを思い浮かべていただくと
すぐにおわかりいただけると思います。

(例えば、先日のW杯日本代表の大健闘の試合を
見た時のように)すごく嬉しいことがあったときに
誰かに電話をしているときと・・・

(好きな人に別れようと突然言われてショックを
受けているときのように)すごく悲しいことが
あったときに、誰かに電話しているときと・・・

電話をしているときの行動や、その後の行動には
大きな違いが生まれますよね。

これほど、私達の感情は行動につながっている
わけです。

さらに、その「感情」は、
自分の身の回りで起きた出来事をどのように認知
するかということから生じます。

つまり「感情」←「認知」ということになります。

これを冒頭の石川遼選手の言葉でつなげてみると

「認知」=コンディションが変わった(全英特有の強い風等)

「感情」=自分の気持ちも惑わされてしまい

「行動」=アグレッシブさに欠けた

このようになりますね。


それが振り返った結果として・・・

「結果」=今日攻められなかったなと思うショットを
     数えたら前半だけで8、9回はあった
     
このようになっているわけです。

ですから、石川遼選手は、

「どんな状況でも常にアグレッシブに打っていける
 根性がこれからの課題です」


ここでいう「根性」は、「認知」→「感情」の部分で
次につながる「行動」が、練習時と変わらない状態で
臨めるようにメンタル面での「感情」のコントロール力
を高めるということを意味しているわけです。

これは、スポーツに限らず、仕事でもまったく同じです。

お客様の前でプレゼンするときの
「認知」→「感情」→「行動」→「結果」

お客様からクレームをつきつけられたときの
「認知」→「感情」→「行動」→「結果」

上司から厳しい指導を受けたときの
「認知」→「感情」→「行動」→「結果」

部下がなかなかやる気になってくれないときの
「認知」→「感情」→「行動」→「結果」

同じだと思います。


ですから、前回のニュースレターで、
自分の「知性」「知識」「スキル」「頭脳の回転」の
ような領域を磨けば、仕事で力を発揮できる…という
ことに直接つながらないとお話したわけです。

「感情」は確実に現場で奮闘している一人ひとりの社員
の行動に大きく影響を及ぼしています。

今、ビジネスの成果(結果)を大きく左右するこの
「感情のコントロール力」が、自分はどのような状況
にあるのか・・・

これを科学的に分析し、行動量をもとに、感情の動きを
推定していくアプローチに取り組み始めました。

リーダーだけではなく、チーム全体がどのような状況に
あるのかまで分析できるようになってきましたので、
「知識」「スキル」はある程度持っているのに、
チームがなかなか成果(結果)を生み出せていない・・・
という場合は、なぜそのようになっているのかについて
一緒に考え、状況を脱するプロセスを創出できるように
したいですね。

この「感情」マネジメント力を診断できるコストパフォ
ーマンスの高いツールを、活用してみたいというときは、
お気軽にご相談ください。

今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

本当に「感情」ってかなり重要です。
それでは、また来週!

フジ・コーポレーション
ファシリテーター
加 藤
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