この一週間は連日、それぞれの企業のこれからを担う若手リーダーの
皆様とご一緒させていただき、集合研修や、ファシリテーションサポート
によって、企業成長を担うためのスキルについてトコトン考え、行動し、
実践するサポートをさせていただいておりました。
わたしの場合はいつもそうなのですが、一緒に、現場の仕事そのもの
に伴走しながら、「何をするか」ということを担当者の方ご本人が自分
で考えて導き出せるようにお手伝いさせていただくことが多いですね。
実際に、若手リーダーの方が担っている職場に張り付いてサポートを
させていただくこともありますが、主体である若手リーダーの方が実際
に自分の行動によって状況を変えていくためのアドバイスを、サンド
イッチ方式(相談アドバイス→実施→相談アドバイス)のスタイルで
進めています。
集合研修だけで終わりというよりも、最近は、多くの企業様から、
集合研修によって学んだスキルを実際に職場で実践できているか
をフォローアップコーチング面談を通じて確認し、出来ていない場合
には実践できる個別アドバイスを行うところまでご要望いただくことが
多くなっています。
こうした傾向が、以前よりも多くなっているのは、経営トップの皆様
から、「実際に学んだことが出来る」人材を早急に育成したいと
いうご要望が増えているからだと感じています。
これまでの多くの研修では、30名程度の人数で実施することが
多いかと思いますが、実際に、あるテーマを学び、理解し、実際に
行動して成果を生み出せるようになるリーダーを一人でも増やす
には、一人ひとりの思考行動特性やEQ特性を踏まえながら、
実際にご本人が直面している職場課題の解決に伴走し、それを
どうやって解決していくか…までサポートできるスタイルが最も効果
があがりますね。
企業内でのそうした個別の取り組みがご予算の関係で進まない
こともあると思いますが、最近は、ますます、個人でのマンツーマン
個別サポートへのお申し込みも多くいただくようになっています。
これは、日本経済が本当に衰退に向かいつつある中で、自分を
成長させていかなければ生き残れないという個人としての強い想い
をお持ちの若手リーダーの皆さんが多いことの現れだと感じています。
本当にこれからの5年間はすさまじい時代になると想います。
皆さんも一緒にこのすさまじい時代を生き抜いていきましょう!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
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自分自身のリーダーシップスキルをアップするプライベートレッスン
http://i-leader.jp/private.html
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2011年09月21日
2011年07月13日
30代から「伸びる人」と「伸びない人」の違いとは?
先週、30代前半でチームのリーダーをされている方といろいろお話する
機会があり、お話を伺う中で、「この人は、これから伸びる人だな」と
強く感じました。
というのも、今まで多くの30代のビジネスパーソンとお話をさせて頂いてきた
のですが、この方も、これから伸びていく人が持っている共通要素をお持ち
になっていたからです。
ちょうどこうしたお話をしていた翌日、「Woman Online」(すべての働き女子
を応援します!)というサイトで、先輩のアドバイスを元に、自分のキャリアを
磨いていかれている方の記事が掲載されていて、その中の「あるコメント」に
目が留まりました。
この方は、日本ヒューレット・パッカードで、マーケティング部に所属する
永井さんという29歳の女性で、彼女へのインタビュー記事でした。
彼女のお話の中で、入社当時の困惑した状況から自分の道を探りながら
前進していく過程のところでは、思わず応援したくなるほど、努力家で
前向きな方だと感心しました。
永井さんは、大学では文系の学部に所属しており、「手に職を付けたい」
という想いから、文系⇒SEへのチャレンジが始まりました。
3ヶ月の研修を受けた後、西日本地区のフィールドサポート職につき、
コンピュータシステムの保守の領域の中で、トラブルが起こる前に対応
する「プロアクティブ」担当に就きました。
担当になったといっても、実際にお客様担当実務をするまでの半年間は、
引き続きOJTや資格取得の勉強や研修が続きました。
文系の永井さんは、この辺りから、同僚や他のメンバーの習得に比べ、
かなり遅れが目立ち始めました。
この時、非常に焦りを覚えた永井さんが採った行動が素晴らしかったの
です。また、その永井さんの行動に対する上司のアドバイスも、ちょうど
永井さんにピッタリだったのが、永井さんを大きく成長させるきっかけ
になったのです。
その永井さんの行動と上司のアドバイスとは一体・・・?
実は、永井さん、勇気を出して上司に打ち明けたのです。何をかって?
「自分が何も分かっていない」という現状をです。
これは、相当勇気のいることです。お話の経緯から推測すると、入社して
から約8ヶ月くらい過ぎた頃ではないでしょうか?
もうかなり知識スキルの習得も進み、会社としては、戦力の一部として
仕事を任せられるようにと思っている頃です。
しかし、永井さんは意を決して「告白」したのです。
通常なら、この時期になって、「自分は全然分かっていなかったんです」
と言うことを吐露したら、「今まで何やってたんだ!」なんて怒られる
のではないかと心配が先に立ちやすいところです。
しかし、永井さんは正直に打ち明けました。そして、彼女の上司が、
それに見事に応えたのです。
永井さんにとっては、思わぬアドバイスを受けたと思います。
その上司は、こうアドバイスを返したのです。
----------------------------------------------------------------
『うちのチームには、同じスキルを持った人はいらない。自分が一番
と言えるスキルを身に付けてチームを支えて欲しい』って言われたん
です。(永井さん談)
----------------------------------------------------------------
これは、なかなか言えることではありません。
さらに、この上司の方はこう続けます。
もし、知識的に、技術的に他のメンバーが持っていないもので、チーム
に貢献していくのであれば、ある資格を取ることを勧めました。
永井さんは、上司のアドバイスに従い、他のメンバーが持っていない
スキルの資格取得に向けて邁進し、自分の持ち味を見つけたそうです。
この時の自分を成長させるためのポイントを体得した永井さんは、その
後も、大きな節目や成長への踊り場において、次々と行動力を発揮し、
自分を磨いていきました。
ここに、30代で伸びる人のポイント、そして、上司として伸ばすため
のポイントが見えてきたと思います。
今回ご紹介しました永井さんのお話は、こちらで読むことができます。
併せてご確認下さい。↓
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110707/111450/?P=1
今、30代で、自分を伸ばしていくためのヒントは、その他いろいろと
探せば出てくるものです。
また、周りの上司に、永井さんの上司のような方が見当たらないという
ことであれば、会社外に自分のメンター(先導役)を持つことも、スキル
アップ、キャリアアップに必要なことです。
欧米では、会社の上司の他に個人で外部のメンターやコーチなどを雇い、
ビジネスだけでなく、生活、人生に対しても、設計などを相談すること
は、ごく普通に行われています。
確かに、“できない上司”の評価をいくら待っていても、そんな上司から
のアドバイスを期待しても、絶対に前には進みませんからね。
自分のキャリア設計や人生設計を、プロの方と一緒に設計して実践して
いくということは、日本でも普及しつつあります。
すでにご存知のことと思いますが、私、加藤は、皆さんのメンターとなり、
進むべき方向性、やるべき行動について、アドバイス差し上げる
サポートをご提供しています。
ちょうど昨日も30代前半の若き男性リーダーから個別相談をいただき、現在、
任されているチームのモチベーションアップと課題解決の切り口について
アドバイスをさせていただきました。
直接、私のオフィス(東京・赤坂)にいらっしゃれない場合も、パソコンの前で、Skypeを通じてお話する「メンタープログラム」もご用意しております。
http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml
もし、今のキャリアアップに不安を感じていらっしゃったり、もっと仕事の成果
を生み出せるようにしたい、いろいろな知識スキルは学んできたがなかなか
実際の場面で力を発揮できない、メンタリティを強化したい…等の想いを
お持ちでしたら、ぜひこの「メンタープログラム」を活用してみてください。
きっと、皆さんのやるべきこと、将来が見えてくると思います。
もちろん、困っている上司への対処策もこっそり伝授しますよ。(笑)
お気軽にご相談くださいね。
http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
追伸:
リーダーシップスキル向上に関すること、マネジメントに関すること、
そして、それらをEQのスキルを持って、さらに加速させる方法について
公式facebookページ「管理職のためのEQマネジメント」で情報公開
しています。
http://on.fb.me/qBtJyZ
こちらも併せてご覧下さい。
機会があり、お話を伺う中で、「この人は、これから伸びる人だな」と
強く感じました。
というのも、今まで多くの30代のビジネスパーソンとお話をさせて頂いてきた
のですが、この方も、これから伸びていく人が持っている共通要素をお持ち
になっていたからです。
ちょうどこうしたお話をしていた翌日、「Woman Online」(すべての働き女子
を応援します!)というサイトで、先輩のアドバイスを元に、自分のキャリアを
磨いていかれている方の記事が掲載されていて、その中の「あるコメント」に
目が留まりました。
この方は、日本ヒューレット・パッカードで、マーケティング部に所属する
永井さんという29歳の女性で、彼女へのインタビュー記事でした。
彼女のお話の中で、入社当時の困惑した状況から自分の道を探りながら
前進していく過程のところでは、思わず応援したくなるほど、努力家で
前向きな方だと感心しました。
永井さんは、大学では文系の学部に所属しており、「手に職を付けたい」
という想いから、文系⇒SEへのチャレンジが始まりました。
3ヶ月の研修を受けた後、西日本地区のフィールドサポート職につき、
コンピュータシステムの保守の領域の中で、トラブルが起こる前に対応
する「プロアクティブ」担当に就きました。
担当になったといっても、実際にお客様担当実務をするまでの半年間は、
引き続きOJTや資格取得の勉強や研修が続きました。
文系の永井さんは、この辺りから、同僚や他のメンバーの習得に比べ、
かなり遅れが目立ち始めました。
この時、非常に焦りを覚えた永井さんが採った行動が素晴らしかったの
です。また、その永井さんの行動に対する上司のアドバイスも、ちょうど
永井さんにピッタリだったのが、永井さんを大きく成長させるきっかけ
になったのです。
その永井さんの行動と上司のアドバイスとは一体・・・?
実は、永井さん、勇気を出して上司に打ち明けたのです。何をかって?
「自分が何も分かっていない」という現状をです。
これは、相当勇気のいることです。お話の経緯から推測すると、入社して
から約8ヶ月くらい過ぎた頃ではないでしょうか?
もうかなり知識スキルの習得も進み、会社としては、戦力の一部として
仕事を任せられるようにと思っている頃です。
しかし、永井さんは意を決して「告白」したのです。
通常なら、この時期になって、「自分は全然分かっていなかったんです」
と言うことを吐露したら、「今まで何やってたんだ!」なんて怒られる
のではないかと心配が先に立ちやすいところです。
しかし、永井さんは正直に打ち明けました。そして、彼女の上司が、
それに見事に応えたのです。
永井さんにとっては、思わぬアドバイスを受けたと思います。
その上司は、こうアドバイスを返したのです。
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『うちのチームには、同じスキルを持った人はいらない。自分が一番
と言えるスキルを身に付けてチームを支えて欲しい』って言われたん
です。(永井さん談)
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これは、なかなか言えることではありません。
さらに、この上司の方はこう続けます。
もし、知識的に、技術的に他のメンバーが持っていないもので、チーム
に貢献していくのであれば、ある資格を取ることを勧めました。
永井さんは、上司のアドバイスに従い、他のメンバーが持っていない
スキルの資格取得に向けて邁進し、自分の持ち味を見つけたそうです。
この時の自分を成長させるためのポイントを体得した永井さんは、その
後も、大きな節目や成長への踊り場において、次々と行動力を発揮し、
自分を磨いていきました。
ここに、30代で伸びる人のポイント、そして、上司として伸ばすため
のポイントが見えてきたと思います。
今回ご紹介しました永井さんのお話は、こちらで読むことができます。
併せてご確認下さい。↓
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110707/111450/?P=1
今、30代で、自分を伸ばしていくためのヒントは、その他いろいろと
探せば出てくるものです。
また、周りの上司に、永井さんの上司のような方が見当たらないという
ことであれば、会社外に自分のメンター(先導役)を持つことも、スキル
アップ、キャリアアップに必要なことです。
欧米では、会社の上司の他に個人で外部のメンターやコーチなどを雇い、
ビジネスだけでなく、生活、人生に対しても、設計などを相談すること
は、ごく普通に行われています。
確かに、“できない上司”の評価をいくら待っていても、そんな上司から
のアドバイスを期待しても、絶対に前には進みませんからね。
自分のキャリア設計や人生設計を、プロの方と一緒に設計して実践して
いくということは、日本でも普及しつつあります。
すでにご存知のことと思いますが、私、加藤は、皆さんのメンターとなり、
進むべき方向性、やるべき行動について、アドバイス差し上げる
サポートをご提供しています。
ちょうど昨日も30代前半の若き男性リーダーから個別相談をいただき、現在、
任されているチームのモチベーションアップと課題解決の切り口について
アドバイスをさせていただきました。
直接、私のオフィス(東京・赤坂)にいらっしゃれない場合も、パソコンの前で、Skypeを通じてお話する「メンタープログラム」もご用意しております。
http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml
もし、今のキャリアアップに不安を感じていらっしゃったり、もっと仕事の成果
を生み出せるようにしたい、いろいろな知識スキルは学んできたがなかなか
実際の場面で力を発揮できない、メンタリティを強化したい…等の想いを
お持ちでしたら、ぜひこの「メンタープログラム」を活用してみてください。
きっと、皆さんのやるべきこと、将来が見えてくると思います。
もちろん、困っている上司への対処策もこっそり伝授しますよ。(笑)
お気軽にご相談くださいね。
http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
追伸:
リーダーシップスキル向上に関すること、マネジメントに関すること、
そして、それらをEQのスキルを持って、さらに加速させる方法について
公式facebookページ「管理職のためのEQマネジメント」で情報公開
しています。
http://on.fb.me/qBtJyZ
こちらも併せてご覧下さい。
2011年04月20日
新入社員の指導担当者になったら…
早いもので、私の近所では桜も散ってしまい、4月も半ばを
過ぎました。
企業によって時期は異なりますが、今年度入社した新入社員は
数週間の本社研修を経て、来週くらいから各配属部署にて、
それぞれの現場での仕事に就かれていかれるのではないかと
思います。
現場に配属された新入社員には、それぞれの部署で指導担当
の先輩がついて、実際の現場実務についてOJTを進めていく
ことになるかと思います。
部署によっては、指導担当からのOJTと並行して現場実務
についての集合研修を実施していく場合もあるかと思います。
最近、企業内で課題となっているのは、ここ数年の間、新卒
採用を控えていた企業では、新入社員の指導担当になった人が、
3年〜5年もの間、新入社員の指導をしたことがない状況に
なっているのです。
場合によっては、指導担当者が新入社員よりも10歳以上も
年配というケースもあるようです。
皆さんの会社ではいかがでしょうか?
新入社員にとって指導担当の先輩が、一つ上や二つ上だったり
すると、自分にすごく近い年齢で、自分の状況を分かって
くれたり、話題もかなり共通していて安心してホンネを打ち
明けたり、相談をしたりできるようです。
ところが、5歳以上も上の方が指導担当となるような場合は、
かなりの年齢差と話題共有性においてギャップを感じると
言います。
特に、5年も上になると、新入社員が仕事を覚えられないで
苦労している状況を、(自分も以前はそうであったのに)
理解できなくなってしまっていることが多いのです。
仕事の知識・スキルを学ぶ際に、自分が苦手なアプローチの
まま進められたり、分からないことをホンネで質問できる
ような接し方をしてもらえなかったり、または、悩みを相談
できる状況でなかったりすると、成長度も低下し、1年後
には離職してしまう・・・という最悪の状況になってしまい
ます。
今は、就職難ですので、そう簡単に退職するはずがない・・・
と思っていると、「ここは自分が本当にやりたかった仕事
ではない」というような気持ちにゆさぶられて早期退職に
至ってしまいます。
その新入社員にとっての会社とは、その指導担当者や上司に
なります。
指導担当の方が(自分が新入社員であった時に)指導された
方法と同じように教えたり、自分自身が成功したやり方を
そのままを押しつけたりするようなことがあると、とたんに
会社に違和感を覚えてしまうようです。
こうした状況を少しでも解消するために、お互いの仕事を
学ぶときの得意なスタイルを共有しておくと、自分はその
方法が得意であったけれど、今度の新入社員のAくんは、
別の方法で教えたほうがよさそうだ・・・ということが、
科学的なアプローチで分かるようになっています。
現在も多くの企業様でご活用いただいております「効き脳
診断」を、新入社員と指導担当の方が一緒に受診いただき、
お互いの思考行動特性を共有した上で、新入社員の方が、
最も修得しやすいOJTプランを立てて、合意の上で展開
していくと、かなり効果が高まります。
この「効き脳診断」は、ご利用いただいている企業様からも、
コストパフォーマンスが非常に高い診断だということで、
ご好評頂いております。
新入社員と指導担当者に年齢差がある場合などには特に、
この「効き脳」を活用した新入社員への指導方法研究は有効
で、多くの企業様に導入頂いております。
新入社員の思考パターンを知るための「効き脳診断」の詳細
は、こちらをクリック↓
http://www.i-leader.jp/kikinou.html?tc=ml
お互いの思考パターン自体が共通話題となって、そこから
さまざまなお互いの共通点や違いについて対話が進むと
とてもご好評をいただいております。
社内での展開方法や進め方について、お気軽にご相談
くださいね。
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
過ぎました。
企業によって時期は異なりますが、今年度入社した新入社員は
数週間の本社研修を経て、来週くらいから各配属部署にて、
それぞれの現場での仕事に就かれていかれるのではないかと
思います。
現場に配属された新入社員には、それぞれの部署で指導担当
の先輩がついて、実際の現場実務についてOJTを進めていく
ことになるかと思います。
部署によっては、指導担当からのOJTと並行して現場実務
についての集合研修を実施していく場合もあるかと思います。
最近、企業内で課題となっているのは、ここ数年の間、新卒
採用を控えていた企業では、新入社員の指導担当になった人が、
3年〜5年もの間、新入社員の指導をしたことがない状況に
なっているのです。
場合によっては、指導担当者が新入社員よりも10歳以上も
年配というケースもあるようです。
皆さんの会社ではいかがでしょうか?
新入社員にとって指導担当の先輩が、一つ上や二つ上だったり
すると、自分にすごく近い年齢で、自分の状況を分かって
くれたり、話題もかなり共通していて安心してホンネを打ち
明けたり、相談をしたりできるようです。
ところが、5歳以上も上の方が指導担当となるような場合は、
かなりの年齢差と話題共有性においてギャップを感じると
言います。
特に、5年も上になると、新入社員が仕事を覚えられないで
苦労している状況を、(自分も以前はそうであったのに)
理解できなくなってしまっていることが多いのです。
仕事の知識・スキルを学ぶ際に、自分が苦手なアプローチの
まま進められたり、分からないことをホンネで質問できる
ような接し方をしてもらえなかったり、または、悩みを相談
できる状況でなかったりすると、成長度も低下し、1年後
には離職してしまう・・・という最悪の状況になってしまい
ます。
今は、就職難ですので、そう簡単に退職するはずがない・・・
と思っていると、「ここは自分が本当にやりたかった仕事
ではない」というような気持ちにゆさぶられて早期退職に
至ってしまいます。
その新入社員にとっての会社とは、その指導担当者や上司に
なります。
指導担当の方が(自分が新入社員であった時に)指導された
方法と同じように教えたり、自分自身が成功したやり方を
そのままを押しつけたりするようなことがあると、とたんに
会社に違和感を覚えてしまうようです。
こうした状況を少しでも解消するために、お互いの仕事を
学ぶときの得意なスタイルを共有しておくと、自分はその
方法が得意であったけれど、今度の新入社員のAくんは、
別の方法で教えたほうがよさそうだ・・・ということが、
科学的なアプローチで分かるようになっています。
現在も多くの企業様でご活用いただいております「効き脳
診断」を、新入社員と指導担当の方が一緒に受診いただき、
お互いの思考行動特性を共有した上で、新入社員の方が、
最も修得しやすいOJTプランを立てて、合意の上で展開
していくと、かなり効果が高まります。
この「効き脳診断」は、ご利用いただいている企業様からも、
コストパフォーマンスが非常に高い診断だということで、
ご好評頂いております。
新入社員と指導担当者に年齢差がある場合などには特に、
この「効き脳」を活用した新入社員への指導方法研究は有効
で、多くの企業様に導入頂いております。
新入社員の思考パターンを知るための「効き脳診断」の詳細
は、こちらをクリック↓
http://www.i-leader.jp/kikinou.html?tc=ml
お互いの思考パターン自体が共通話題となって、そこから
さまざまなお互いの共通点や違いについて対話が進むと
とてもご好評をいただいております。
社内での展開方法や進め方について、お気軽にご相談
くださいね。
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
2010年12月08日
「気付く力」の育て方
今日は、「気づく力」について考察してみたいと思います。
==========================================================
★☆企業経営者から頂いた相談レター☆★
最近、社内において、何か問題が生じている時、自分で気づく
力が弱まっているようで、その問題点に対して、こちらから
指摘しないと動かない(気づかない)社員が増えているように
感じています。
普通に考えれば、何も言わなくても気がつくようなものでも、
無関心というか、鈍感になっているような気がします。
毎回、注意するのも結構大変なので、自ら「気づく力」を養わ
せたいのですが、どのようにすれば良いのでしょうか?
==========================================================
こちらも多くご相談いただく観点です。
最近の若い社員は、「考える」こともさることながら
「気づく力」も落ちてきているようです。
主体性を持って取り組む姿勢が以前よりも減ってきて
いる傾向にあります。
こうした場合の対処法をお伝えする前に、まずは、
こうした「気づく力」が落ちている原因について
考えておくことが大切です。
その原因には、主に3点あります。
順番に見ていきましょう。
まず、1点目は、
==========================================================
「自分の関心領域以外を見る力」が弱くなっている・・・
==========================================================
というケースです。
特に若い方に多く見られるのは・・・
自分の嗜好や興味範囲、自分のモノの見方、考え方と
合わない人とは、あまり深い接触は好まない傾向が
表れてきています。
自分の居心地がよい小さな世界ですませてしまい、
他人との接触、コミュニケーションの必要性を感じ
なくなっていることが原因です。
一方、年配の方では・・・
自分はずっとこの(同じ)やり方でやってきた、
そして、それなりの実績も残してきた、という
成功体験がじゃまをして、「自分の関心領域以外」
や「自分の成功体験とつながらないこと」には、
否定的な見方をしてしまうのです。
これは、私自身も本当に注意しなければならない
観点だと、自戒しています。
年を重ねると、これまでの知識体系や経験を
越えた新しい発想や着眼点について行くことが、
「とっても面倒〜」と思ってしまうのです。
研修等で一時的には前向きに取り組んでも、
それを継続して体得していくところまで自分を
持っていくのに、非常にエネルギーを要する
ものです。
そうしたとき、自分を前向きに押してくれる
アドバイザーやメンターがいてくれると、
せっかくの学びを一時で終わらせず、体得し
効果をあげて進化させていくところまで
持っていくことができます。
続いて、2点目は、
==========================================================
「表面的な現象しか見ていない」・・・
==========================================================
というケースです。
私は、日頃から経営者やリーダーの皆さんに、
継続的な成果を創出し続けるには、
「健康」という基礎が必要不可欠ということを
たびたびお伝えしてきています。
「健康」についても深く研究していますが、
私たちは、病気になると、身体に大きな負荷が
かかり、身体の弱っているところに症状が
出やすくなりますね。
表面的な症状そのものが悪いという場合もあり
ますが、主に、弱っている箇所に症状が現れ
やすくなります。
頭痛やのどの痛み、胃腸炎、気管支炎など、
自分の弱い(弱くなっている)部分に症状が
現れてきます。
病気と同じく、企業で問題が生じた場合も、
弱い(弱くなっている)部分が、“問題”
として表面化します。
そのとき、表面化した問題に、対症療法的な
処置をほどこして終わってしまうと、また、
別の形で“問題”が分泌されてきます。
根っこの問題が解消されていなければ、
これが繰り返され、現場では、問題解決に
奔走しているのに、トラブルが収まらない
という状況が続きます。
まだ発生していない問題、目に見えない問題
には、対処しなくてよい・・・
そんな雰囲気が社内にあるとしたら、いずれ
上記のような状況に陥いるでしょう。
最後、3点目は、
==========================================================
「辛抱強さが少なくってきた」・・・
==========================================================
というケースです。
これは、価値を高める上で何が重要かを見極めると
いうことと、そのために手間暇かけて貫こうとする
姿勢についての観点です。
企業として利益を高めるために、効率性を高めること
は良いことなのですが、付加価値を生み出す元となる、
「手間をかけて辛抱強く行う」ということさえも効率化
してしまう傾向が、特に若手社員の中で増えています。
ある一定時間や一定量の観察や研究を、辛抱強く繰り
返していると、「仮説・検証の積み重ね」の中から、
『おや?』と思う瞬間があり、そこから意外な真理が
見つかることがあります。
これは、そうした体験をしていないと、なかなかピンと
こないかもしれませんが、問題が発生した背景事実を
分析をせずに、問題の原因を決めつけてしまったりすると、
問題をさらに大きくしてしまうこともあります。
また、売上目標達成のための実行計画を、1回だけ
試してみて、効果が出なかったからと言って、すぐに
諦めてしまう人も多いのです。これは、若手だけでなく、
忙しさに追われている人に多く見受けられます。
根気よく実践を重ね、注意深く、その結果を見る習慣が
ないと、『おや?』という、重要な手がかりを発見する
ことができず、「何度もやってもうまくいかない」の
繰り返しになってしまいます。
忙しさに追われている人は、ぜひ、客観的に自分のこと
を見つめてアドバイスしてくれるアドバイザーやメンター
を持つことをお薦めします。
私自身も、正直、忙しさに追われている一人ですから、
自分自身が皆さんにアドバイスしている通り、私も
信頼しているアドバイザーから客観的なアドバイスを
いただくようにしています。
一人で出来ることには限りがありますから。
ある意味、自分の耳に痛いアドバイスが必要な場合も
あるのですが、そうしたアドバイスを拒否される経営者
もいらっしゃいます。
でも、自分の経験を越えた領域でしか現状打破はできません。
付加価値を生み出す源泉である「手間をかけて辛抱強く
行う」という文化が、日常行動として推奨され、繰り
返し実践されているか、ぜひ確認してみてくださいね。
ア┃プ┃ロ┃ー┃チ┃ 気づく力を阻害する原因を知る
━┛━┛━┛━┛━┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【1】自分の関心領域以外を見る力が弱まっている。
【2】表層的な現象しか見ていない。
【3】辛抱強く物事に取り組む姿勢が弱まっている。
■□■
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
単純に、「気づく力」が弱くなっていると批判するだけ
では誰もついてきません。、
その対象となる人が、どのような原因から「気づく力」が
落ちているのかを分析する必要があります。
「気付き」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、
非常に難しいことですね。
それでは、また来週!
ファシリテーター:加藤
----------------------------------------------------------
リーダーとして、自分自身やチームメンバーの現在地を知らなけ
れば、目的地には辿り着けません。FUJICOの各種診断は、
自分自身の現在地を知り、目的地へのプロセスを見える化します
↓ ↓ ↓
─────────────────────────────
◆効き脳診断
----------------------------------------------------------
一人ひとりが仕事での成果を創出するためのカギを明らかにし、
リーダーである自分とチームメンバーの明日からすべき行動を
導き出します。
⇒http://i-leader.jp/kikinou.html?tc=ml
─────────────────────────────
◆EQI診断
----------------------------------------------------------
自分が本来持っている能力・実力を、仕事で存分に発揮できる
ようになるための「あなたに必要な行動」を見つけ出すことが
できます!
⇒http://www.i-leader.jp/eqi.html?tc=ml
─────────────────────────────
◆CHEQ診断
----------------------------------------------------------
アルバイト・パート社員の採用時に、「ストレス耐性」「主体性」
「仲間との連携協力性」等、仕事への適性を見極めることができ
るチェックテストです。
⇒http://www.i-leader.jp/cheq.html?tc=ml
==========================================================
★☆企業経営者から頂いた相談レター☆★
最近、社内において、何か問題が生じている時、自分で気づく
力が弱まっているようで、その問題点に対して、こちらから
指摘しないと動かない(気づかない)社員が増えているように
感じています。
普通に考えれば、何も言わなくても気がつくようなものでも、
無関心というか、鈍感になっているような気がします。
毎回、注意するのも結構大変なので、自ら「気づく力」を養わ
せたいのですが、どのようにすれば良いのでしょうか?
==========================================================
こちらも多くご相談いただく観点です。
最近の若い社員は、「考える」こともさることながら
「気づく力」も落ちてきているようです。
主体性を持って取り組む姿勢が以前よりも減ってきて
いる傾向にあります。
こうした場合の対処法をお伝えする前に、まずは、
こうした「気づく力」が落ちている原因について
考えておくことが大切です。
その原因には、主に3点あります。
順番に見ていきましょう。
まず、1点目は、
==========================================================
「自分の関心領域以外を見る力」が弱くなっている・・・
==========================================================
というケースです。
特に若い方に多く見られるのは・・・
自分の嗜好や興味範囲、自分のモノの見方、考え方と
合わない人とは、あまり深い接触は好まない傾向が
表れてきています。
自分の居心地がよい小さな世界ですませてしまい、
他人との接触、コミュニケーションの必要性を感じ
なくなっていることが原因です。
一方、年配の方では・・・
自分はずっとこの(同じ)やり方でやってきた、
そして、それなりの実績も残してきた、という
成功体験がじゃまをして、「自分の関心領域以外」
や「自分の成功体験とつながらないこと」には、
否定的な見方をしてしまうのです。
これは、私自身も本当に注意しなければならない
観点だと、自戒しています。
年を重ねると、これまでの知識体系や経験を
越えた新しい発想や着眼点について行くことが、
「とっても面倒〜」と思ってしまうのです。
研修等で一時的には前向きに取り組んでも、
それを継続して体得していくところまで自分を
持っていくのに、非常にエネルギーを要する
ものです。
そうしたとき、自分を前向きに押してくれる
アドバイザーやメンターがいてくれると、
せっかくの学びを一時で終わらせず、体得し
効果をあげて進化させていくところまで
持っていくことができます。
続いて、2点目は、
==========================================================
「表面的な現象しか見ていない」・・・
==========================================================
というケースです。
私は、日頃から経営者やリーダーの皆さんに、
継続的な成果を創出し続けるには、
「健康」という基礎が必要不可欠ということを
たびたびお伝えしてきています。
「健康」についても深く研究していますが、
私たちは、病気になると、身体に大きな負荷が
かかり、身体の弱っているところに症状が
出やすくなりますね。
表面的な症状そのものが悪いという場合もあり
ますが、主に、弱っている箇所に症状が現れ
やすくなります。
頭痛やのどの痛み、胃腸炎、気管支炎など、
自分の弱い(弱くなっている)部分に症状が
現れてきます。
病気と同じく、企業で問題が生じた場合も、
弱い(弱くなっている)部分が、“問題”
として表面化します。
そのとき、表面化した問題に、対症療法的な
処置をほどこして終わってしまうと、また、
別の形で“問題”が分泌されてきます。
根っこの問題が解消されていなければ、
これが繰り返され、現場では、問題解決に
奔走しているのに、トラブルが収まらない
という状況が続きます。
まだ発生していない問題、目に見えない問題
には、対処しなくてよい・・・
そんな雰囲気が社内にあるとしたら、いずれ
上記のような状況に陥いるでしょう。
最後、3点目は、
==========================================================
「辛抱強さが少なくってきた」・・・
==========================================================
というケースです。
これは、価値を高める上で何が重要かを見極めると
いうことと、そのために手間暇かけて貫こうとする
姿勢についての観点です。
企業として利益を高めるために、効率性を高めること
は良いことなのですが、付加価値を生み出す元となる、
「手間をかけて辛抱強く行う」ということさえも効率化
してしまう傾向が、特に若手社員の中で増えています。
ある一定時間や一定量の観察や研究を、辛抱強く繰り
返していると、「仮説・検証の積み重ね」の中から、
『おや?』と思う瞬間があり、そこから意外な真理が
見つかることがあります。
これは、そうした体験をしていないと、なかなかピンと
こないかもしれませんが、問題が発生した背景事実を
分析をせずに、問題の原因を決めつけてしまったりすると、
問題をさらに大きくしてしまうこともあります。
また、売上目標達成のための実行計画を、1回だけ
試してみて、効果が出なかったからと言って、すぐに
諦めてしまう人も多いのです。これは、若手だけでなく、
忙しさに追われている人に多く見受けられます。
根気よく実践を重ね、注意深く、その結果を見る習慣が
ないと、『おや?』という、重要な手がかりを発見する
ことができず、「何度もやってもうまくいかない」の
繰り返しになってしまいます。
忙しさに追われている人は、ぜひ、客観的に自分のこと
を見つめてアドバイスしてくれるアドバイザーやメンター
を持つことをお薦めします。
私自身も、正直、忙しさに追われている一人ですから、
自分自身が皆さんにアドバイスしている通り、私も
信頼しているアドバイザーから客観的なアドバイスを
いただくようにしています。
一人で出来ることには限りがありますから。
ある意味、自分の耳に痛いアドバイスが必要な場合も
あるのですが、そうしたアドバイスを拒否される経営者
もいらっしゃいます。
でも、自分の経験を越えた領域でしか現状打破はできません。
付加価値を生み出す源泉である「手間をかけて辛抱強く
行う」という文化が、日常行動として推奨され、繰り
返し実践されているか、ぜひ確認してみてくださいね。
ア┃プ┃ロ┃ー┃チ┃ 気づく力を阻害する原因を知る
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【1】自分の関心領域以外を見る力が弱まっている。
【2】表層的な現象しか見ていない。
【3】辛抱強く物事に取り組む姿勢が弱まっている。
■□■
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単純に、「気づく力」が弱くなっていると批判するだけ
では誰もついてきません。、
その対象となる人が、どのような原因から「気づく力」が
落ちているのかを分析する必要があります。
「気付き」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、
非常に難しいことですね。
それでは、また来週!
ファシリテーター:加藤
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