2012年04月29日

究極のストレス状態を乗り切る心の資質

ボストン コンサルティング グループ 日本代表:御立尚資氏は、
昨日の講演コメントで非常に重要な提言をされました。

今は平時に業績をあげる秀才型の人材が経営上層部に多いが、
そうした人材が想定外の状況を乗り越えていける時代ではなく
なっている。

これからは修羅場に強い人材の発掘発見が非常に重要だと。

タイミングというのは恐ろしいもので、これまで研究してきた中で、
その考え方に近い切り口でアプローチできる理論とツールを調査し
続けてきましたが、ついにその理論とツールをご提供できるように
なりました。

それは究極のストレス状態を乗り切る心の資質を診断するツール。

ユダヤ系アメリカ人の健康社会学者、アーロン・アントノフスキー
博士のストレス対処能力概念SOCに基づくツールで、診断への
納得度と背景理解度が非常に高いツールです。

2010年8月5日に発生したチリでの鉱山坑道崩落事故で33名全員が
団結と規律を失わずに事故から69日後に全員が救出された事例も
すべてこの理論で、成功したプロセスが合理的に説明できるのです。

ストレス耐性の訓練をしていない全員が生還できたのは、ルイス・
アルベルト・ウルスア氏がこの資質を持っており実践されたから
と言われています。

そして、この資質もトレーニングによって高めることができる
可能性があるという点も喜ばしいことです。

これからの不透明な時代にまさに修羅場に強い人材を発掘発見し、
さらには育てていくプロセスで重要なツールとなりますね。
posted by FUJICO at 10:19| メンタルマネジメント
bnr_inquiry.png