北海道日本ハムファイターズ監督に就任された栗山英樹さんの後任として、
「報道ステーション」野球担当のスポーツキャスターとして登板している
元プロ野球選手の工藤公康さん。この工藤氏の解説がすばらしい。
「投・球・術」と題した投手たちの解析・・・12球団からひとりずつ投手を
選び、映像を交えながらインタビューし、工藤氏ならではの鋭い分析が
なされていく。
ここで、それぞれの投手がすさまじいほどの裏側の努力や、それがプロの
中でもそのトップレベルに到達した投球術の奥義や一流になるプロの凄みが
ひしひしと伝わってくる。
野球解説者によく見られる一般の人にはよくわからない専門用語の連発や
それがわからない人をすこし見下すような奢った感覚はみじんもない。
工藤氏の持つ「投手心理を熟知し、それを言葉にできる才能」と合わせて
持っている「相手を尊重する人間性」がにじみ出ている。
この解説は小中学生はもとより高校生、大学生にとってもわかりやすく、
そして、工夫と努力の大切さを痛感させてくれるものではないだろうか。
スポーツの世界ではないが、わたしもこれまでの目標実現ファシリテー
ションと若手リーダー育成の14年間に渡る経験と実績をもとにした解説を
自前のwebの中でスタートした。
これまでの市場が成長する前提で進められてきたリーダーのあり方や
位置づけが、今の若いリーダーが向き合う環境とはすっかり変わって
きていることに気がつかなければならない。
実務担当者で高い成績を収めた人がリーダーに昇格し、自分が成果を
上げた方法を部下に指導してチームを牽引していく・・・という方法
が主なパターンだった。リーダー教育が先進的に進められている企業では
すでに新しい時代に即した方法に着手しているところもあるだろうが、
実際には、今でもそうした状況でチームが運営されているところが多い。
この方法では、昇格したリーダーと同じようなタイプの部下ではないと
実績が上げられず、リーダーと思考行動特性が合わない部下は出来ない
(出来の悪い)部下とレッテルを貼られてしまう。
工藤公康さんの「投・球・術」解説ではないが、どこに着目すれば
その人のすごさが具体的にわかるのか・・・というアプローチを、
リーダーシップという切り口で5つのステップとしてシンプルに整理した。
自分がうまく進められている場合には、そのうまく進められている理由が
わかり、ちょっと閉塞感がある場合には、閉塞感を生じている理由が
わかるようになっている。
文章だけでは伝わりにくいところもあるので、数分のビデオ映像にして
私自身が解説を加えてみた。こうして自分が映っているのを見るのは
実に恥ずかしいものだが、話していることは、こうして客観的に見て
いてもかなり有効な道筋を示していると思う。
本日がちょうど、STEP2の解説ビデオの公開日。
下記から視聴登録していただくと、その解説ビデオを STEP1から順次
自由視聴できます。解説ビデオでお会いできるのを楽しみにしています。
http://bit.ly/wDxRky
2012年02月17日
工藤公康さんの「投・球・術」投手解析の凄さ
posted by FUJICO at 10:41| お薦め紹介