ホームページをリニューアルして、EQファシリテーションや、
EQマネジメントのお話をしてから、ここ最近、EQに関する
お問い合わせをいただくことが増えてきました。
そこで、このニュースレターだけではお伝えしきれないEQを
活用した問題解決アプローチ法や、組織改革やリーダーシップに
について、皆さんで意見交換を行える場として、Facebook上に、
「EQファシリテーション」のfacebookページを開設しました。
★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf
今、日本がこうした厳しい局面におかれている状況だからこそ、
経営者やリーダーであれば、従業員や部下のEQ=感情を理解し
実際のビジネスシーンで活用するポイントや成果創出につなげる
カギをご紹介していきます。
ぜひご覧ください。↓
http://on.fb.me/gG1bqf
さて、このEQがビジネスの成果を生み出す上で本当に
重要であるということは、皆さんもご存知の大前研一氏が、
PRESIDENT誌の最新号の中で紹介しています。
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「人間の組織というのはロジカルに正しいことをやれと
指示しても、必ずしもみんな意欲を出してくれるわけ
ではない。完全にロジカルとはいえないけれど、120%
コミットしてもらえそうなことを指示したほうが、
いい結果が出る。EQの高いコミュニケーションが
できないと、マネージャー失格です。」
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PRESIDENT 2011.4.18号
この大前氏の記事は、無敵のビジネス英語について解説されて
いるのですが、その必要条件として3つ掲げています。
1つ目は、TOIC 850〜900点という基礎体力。
2つ目は、ロジカルシンキング(論理思考)。
3つ目が、EQ(心の知能指数)。
ということです。
英語という言語でビジネスをする環境ではない場合、
2つ目のロジカルシンキング(論理思考)と、
3つ目のEQ(心の知能指数)の2つは、ビジネスを
成功させる上で不可欠な条件ということになります。
皆さんのお仕事では英語力が必要ですか?
それとも今はあまり必要とされていないでしょうか?
いずれにしても、残りの2つは必須ということになります。
大前氏は、この2つを学ぶ順序としては、ロジックを先に学ぶ
必要があると指摘しています。
これは、EQを先に学んでしまうと、ロジックを学ぼうとしなく
なってしまうという理由からです。
実は、日本人は、事実に基づいて因果関係を丁寧にたどり、物事
を論理的に考え、結論を導き出すのが非常に苦手と言われています。
皆さんはいかがでしょう?
私が学んだ順序は、
EQ→ロジカルシンキング→EQというサンドイッチ型でした。
1996年7月に出版されたダニエルゴールマン著の
「EQ 〜こころの知能指数〜」で、初めてEQについて
知りました。大変興味を持って、すぐに学び始めました。
EQ的な観点で多少苦労していたこともあり、学んだことを
すぐに実践の場で活用していったことで、状況を好転させて
いく際に非常に効果がありました。
しかし、次第に複雑なビジネス課題を解決しなければ
ならない状況に深く進んでいくと、EQ的観点だけでは、
解決策を導き出せないことが分かってきました。
そこで、複雑な事象がからまった問題を解決するために
必要だと感じた「ロジカルシンキング」を本格的に学び始め
ました。これも、単に学習するだけではなく、目の前の
実際のビジネス課題を解決するために駆使していくように
しました。
莫大な資金を投資して、いろいろなロジカルシンキングの
手法を学びましたが、「TOC思考プロセス」は、
ロジカルシンキングの中でも特に秀逸で、非常にシンプル
に課題解決への手がかりを見つけ出すことができます。
わたしも、TOC-ICO(TOC国際認証機構)登録 Jonahという
「思考プロセス・トレーナー」の資格を取得しました。
後になって気がついたのですが、この「思考プロセス・トレーナー」
の資格が、EQとの相性が非常に良いことがわかってきました。
そして、昨年、改めて、EQを本格的に学び直し、一人ひとりの
EQについて行動面から分析診断し、目標実現へのアプローチを
見つけ出せるツールも活用できるようになりました。
そのツールの一つが、「EQI診断」です。
http://i-leader.jp/eqi.html?tc=ml
私は、こうしたサンドイッチ方式で、ロジカルシンキングと
EQの両方を極めてきましたので、大前氏の言っていたことが
よく分かるようになりました。
そう言えば、一緒に学んでいた方の状況を振り返ると・・・
「ロジカルシンキング」を得意とする人は、「EQ的観点」は、
あまり得意ではないことが多かったのです。
「ロジカルシンキング」の直線的なアプローチに比べて、
「EQ」は、揺れ動く相手の内側を見つめていく場面が多いため、
とてもまどろっこしく面倒に感じたのかもしれません。
一方、「EQ」を得意とする人は、「ロジカルシンキング」的
観点は、あまり好んで使うことはしないことが多いようです。
相手主体にアプローチする「EQ」のポジションとは異なり、
「ロジカルシンキング」は、自分をストレートに相手にぶつけて
いく雰囲気がありますので、それが、あまり好まれないようです。
しかし、現在のように混迷したビジネス環境下での諸問題を
根本的に解決していくには、この両面を学び、対処すべき
状況に応じて、この2つを使いこなしていくことが必要だと
痛感しています。
でも、その必要性を頭で理解したとしても、実際にこの2つを
学んでいこうとする行動や、自分が目指す状態(ビジョン)を
描く行動や、その目指す状態を実現していこうとするエネルギー
を生み出す力は、今の自分自身の「EQ」にかかっています。
ですので、私はどちらから始めてもよいとは思いますが、
両方を修得する行動を実現するには、「EQ」の力を持って
いなくては不可能と考えています。
大前氏の「無敵のビジネス英語必要条件3箇条」
◆1つ目:TOIC 850〜900点という基礎体力
◆2つ目:ロジカルシンキング(論理思考)
◆3つ目:EQ(心の知能指数)
を参考にしながら、自分がどのようなフィールドで成果を出して
いこうとしているかを振り返る機会にして頂ければと思います。
こうしたEQにまつわる情報を、今後は、facebookページで公開
して参りますので、ぜひ「いいね」ボタンをクリックして購読
して頂ければと思います。
★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf
参考になった情報に対して「いいね」ボタンをクリックしたり、
コメントを残してくださいね。
もちろん、ご質問を頂いても構いません。お待ちしております。
ということで、今日はこの辺で。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
2011年03月30日
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フジコーポレーションの代表・加藤です。FUJICOでは、企業内の管理職、部下を持つリーダー向けにリーダーシップ力を高める、また、「EQ」理論を応用したマネジメント法で業績向上のための研修プログラムをご提案しています。