2011年03月09日

「問題がどこにあるのかわからない…」は風土の病

芝公園 東京プリンスホテルにて、
『ヒューマンイノベーションフォーラム』
〜グローバル新時代に向けた「人と組織」の新しいかたち〜
に参加してきました。

日本マイクロソフト株式会社の樋口泰行社長からは、
「これからの人材育成と組織改革」というタイトルで、
育成と企業改革全体の観点から、リアルなホンネでの
お話が伺え、ひしひしとその重要さを身体で感じました。

特に印象的だったところに絞ってご紹介しますね。

企業変革に必要な要素として、
(1)戦略と実行力+(2)社員力+(3)健全なる企業文化
・・・というご紹介がありました。

中でも、なるほどな〜と感じたのは、
最後の「企業文化」が病んでいると、最も改革上の壁になる
ということです。

社内において、会社全体で見て解決すべき重要な問題に
ついて、その関係部署に確認してみると、

「それは問題ではありません…、問題はここではなく、
 もっと別のところです。」
 
その別のところに行って確認してみると、

「それはここの問題ではありません。問題はあそこにある
 のではないですか?」
 
と続いた後、またその対象が最初の部署に戻ってくる・・・

これこそが、『問題を問題と認識できていない』という
病んだ企業文化(風土)ということです。l

間違っていることやトラブル情報がどこかで止まっている
ことが病んだ企業の多くの症状だということです。

おそらく現場でお客様と接しているスタッフは、お客様
からの声を含めて、売り場がよい状態かどうかを知っている
と思います。それが伝わっていかない組織の病気です。

これらは、各部署の現場インタビューを重ねて、起きている
全体状況を正確に整理する必要があります。この全体整理も
実はファシリテーションスキルを活用します。

組織のどこに今そうした問題が起きているのだろう・・・
こうした人と情報が関わって埋もれているものを発掘し、
正確な実像を創り出すために、私によくお声かけ頂くのも
そうした時です。

樋口社長が、2005年5月にダイエーの再建を引き受け、
同社の社長に就任された後、直面したのが、上記の病んだ
企業文化だったのです。

もうお一人ご紹介したいお話は、株式会社ローソン 
代表取締役社長 CEO 新浪剛史氏です。
相変わらず、とっても明るく楽しいお話でした。

私自身にも元気をたっぷりいただきました。

新浪社長のお話もたくさんご紹介したいのですが、
今回は、1つに絞ってお話しましょう。

最も惹かれたのは、人材育成についての明快なお話です。

新浪社長は、「考える人材創り」を進めているのですが、
この人材育成には非常に時間がかかるが、早く始めて、
実際に問題が起きたときに未知の状況に身を置いて、
自分で考えて意思決定していける人材を創っていかないと
問題が起きてからでは遅いという考え方です。

そして、しみじみおっしゃっていたのが次の言葉です。

「人材育成の試みをスタートして、最低でも2年〜3年は、
 砂漠に水をまいているような気になる。それは、効果が
 すぐに見えてくるものではないので。お金ばかりかかる。
 でも、信じてやり続けること。やり方を間違えないで
 やり続けること。でもやっぱり、5年はかかるでしょう」

ローソン社長職の前にも、人材育成のご経験があるのですが、
そのときもやはり5年かかったといいます。

特に、年齢的に、30代前半の若手に、徹底的に自分で考え、
自分で決めさせる訓練をさせることが必要というご指摘
には、私も同感です。まさにこの時期が、問題に主体的
に向き合って自ら考え、決めてその結果責任を持つ行動
を繰り返す訓練は重要です。

私自身が30代半ばで独立して自らの仕事を始めたのも、
この時期から自分自身で考え抜き、自分で意思決定し、
その結果責任を持つ行動を繰り返し実践し続けなければ
40代後半から未知の問題に立ち向かえなくなると
危機意識を持っていた背景があります。

こうした自ら考え意思決定するスキルへは、これまで
相当な額を自己投資して修得してきました。

今まさに主力スキルとして稼働しているのが・・・

品質経営(Quality Management)、ロジカルシンキング、
プロブレムソルビング、ブレークスルー発想力、
TOC思考プロセス、経営分析、Decision Management、
クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント、
Herrmann Model、Emotional Intelligence Quotient

・・・などなど

それが、現在の若手リーダー育成やファシリテーション
につながってきています。

『ヒューマンイノベーションフォーラム』の後半では、
AGC旭硝子株式会社 常務執行役員 人事・総務室長 平田泰稔氏、
コマツ 常務執行役員 日置正克氏、
P&Gジャパン株式会社 ヒューマン・リソーシーズ
シニアマネージャー 臼田美樹氏の3名と
モデレータ:週刊東洋経済編集部長 鈴木雅幸氏 での
パネルディスカッションが展開され、興味深い議論が行われました。

こちらもユニークなお話が盛りだくさんでしたので、
まだまだご紹介したいお話がたくさんあるのですが、
長くなってしまいますので、またの機会にしましょう。

今日のポイントは・・・

「問題がどこにあるのかわからない」は 風土の病

・・・ですので、そんな状況に困っていらっしゃる場合は、

お気軽にご相談くださいね。

それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤

加藤のFace Book はこちらです
http://www.facebook.com/hirotsugu.katoh

ご紹介しましたスキルについてもお気軽にご相談ください。
自分が修得したいスキルを選べますし、また、わからないこと
や疑問を、他の方を気にすることなく率直にその場で確認する
ことができるマンツーマンでのサポートが受けられます。
http://i-leader.jp/private.html
posted by FUJICO at 08:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 組織風土改革
この記事へのコメント
カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
Posted by ルイヴィトン バッグ 人気 at 2013年03月09日 07:28
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
Posted by ボッテガ バッグ at 2013年03月17日 20:18
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