2011年02月16日

ザッケローニ監督は「持っている!」

先日の新聞で、サッカー日本代表のザッケローニ監督が
語っていたある言葉に目が留まりました。
これは、チームの状況を目標の実現に向かう軌道に
乗せていく上でとても大切な観点だったのです。

皆さんもご存じの通り、ザッケローニ監督は、
1月のアジアカップで日本代表を率いて日本を
優勝に導いた功績を評価され、母国のイタリアで
サッカー連盟の特別賞を受賞しましたね。

ザッケローニ監督は、日本代表が昨年のW杯でも
16強入りし、組織的なプレーに磨きをかけて
躍進してきたタイミングに、代表監督に就任しました。

そうしたよいタイミングということもありますが、
それでもこのザッケローニ監督は、
すごいものを「持っている」と感じました。

アジアカップでは故障者が続出した中でも、選手間の
切磋琢磨を促しながら、得点に結びつける絶妙な
選手起用と采配で、優勝に導きましたね。

記事で、私が注目したのは次の言葉です。

理想の監督像を聞かれたときに・・・
「存在しない」と言い切り、
「それぞれの場面において必要なタイプの監督というのは違う」
・・・と語ったこと。

これは、
指揮官は常に柔軟性がいることを強調したのですが、
チームの遭遇している状況やミッションに応じてリーダー
に求められる役割を理解して対処する重要性を語ったのです。

これは、リーダーがチーム活動を活性化させ、目標実現に
向けた動きを加速させるファシリテートの場面と同じですね。

仕事の場面での例として、こんなときは・・・

暫減していた利益率が一気に低下してしまったことが判明!
どこから手を打つべきかわからない状況のとき、どのように
チームを統率しますか?

売上・利益ともやや下降ぎみだが、業績悪化という状況
ではない。しかし、メンバーの士気がここのところ低下
というよりも緩みぎみで、現状への危機感がない雰囲気
に包まれつつある中、どのようにチームを統率しますか?

両者への対処方法は異なりますよね。

これが・・・
チームの遭遇している状況やミッションに応じてリーダー
に求められる役割を理解して対処する・・・ということです。
こうした状況にふさわしい対処方法を「実践する」カギは、
何だと思いますか?

「クリアな頭脳」というような声が多く聞こえてきそうですね。

それも大切かとは思いますが、
それ以上に、私は、『EQ』が重要だと感じています。

「人」の内面意識が行動を変えることへの理解や心理洞察
のうまさから、ザッケローニ監督は、非常に『EQ』が
高いと感じます。

監督というポジションで、その状況が目指すべき変化を
創り出しながら、目標実現に向けた動きを加速させる
「EQを活用したファシリテーション」を実践している
ように感じます。

よくこんなことをきかれます。
「ファシリテーションというのは、きっと、頭の切れる人が
 理論的な技術を駆使して解答を導き出すことなのでしょう?」

それも必要なことですが、私がこれまでファシリテーションを
通じて、混沌とした状況を解きほぐすお手伝いをさせていただ
いたり、現在地から目標地点へ向かうプロセス創りをお手伝い
させていただいた経験からすると、実はもっと大切な要素が
あります。

そんなファシリテーションの基本思想にあたる部分について、
セミナーで私が解説している一部映像をWEB上で、来週には、
ご紹介できる予定です。

ぜひ楽しみにしていてください。
皆さんの感想もぜひお聞かせくださいね。
それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
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