2010年11月10日

会議で積極的に「考える」ようになる方法

前回は、「部下の考える力を養う方法」について解説しましたね。
その解決策として、5つの手順があることをご紹介しました。

おさらいすると・・・

 ◆手順1:「聴くスキル」を持っている人を見つける。

 ◆手順2:その人に、自分が今、考えていることを話す。

 ◆手順3:その人から投げかけられる言葉をもとに、話した
      ことを振り返り、また話してみる。
    
 ◆手順4:上記の手順2・3を繰り返す。

 ◆手順5:手順2・3の経緯を振り返ってみる。


です。その後、実践されていますでしょうか?

特に、手順1の「聴くスキル」を持っている人をメンター
として見つけられるかどうかがカギとなります。

「部下の考える力を養う」メンターに、ご自身がなれる
ように「聴くスキル」を高めていくことが大切でしたね。

さて、今日は、前回に引き続き、「考える」ということに
ついて、さらに深く考察していきたいと思います。

今回は、部下だけでなく、職場全体の「考える力」に
ついて、みていきましょう。

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 ★☆若手リーダーから頂いた相談レター☆★

 部下の個々人によって、考える差はあるのですが、どう
 してもミーティングなどでは、考えることができる一部
 の人間の意見だけで決定してしまうことが多く、チーム
 としての議論にはならないことが多いのです。

 どのようにしたら、チーム全体が「考える」力を持ち、
 もっと積極的で、建設的な意見交換の場にできるので
 しょうか?

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なるほどです。

こういった会議、ミーティングに関するご相談も多くの
リーダーの皆さんから頂くご相談の1つです。

どうしても、「発言できる人」と「そうでない人」に
分かれてしまいがちですね。

今、皆さんのメンバーは、現場での仕事をどのように
「考えて」進めていらっしゃるでしょうか?

その前に、『仕事において「考える」ということは、
どういうことなのか』について、リーダーとして
どのようにご説明されていますか?

日々の生活、仕事の中で、当たり前のように使われて
いる、この「考える」というスキル・・・

「もっとよく考えろよ・・・」
「考えが浅いな〜」
「本当に考えたのか?」

こんな言葉が、先輩やリーダーから指導を受ける場面で
よく使われていますね。

一方、これとは逆に、ごくたまですが、賞賛する場面
で使われるケースもあります。

「よくそこまで考えたね!」
「えっ!すごい、そんなこと考えつかなかった!」」
「会社全体にまでよく考えが行き届いているね」

社内では、上記のような場面のどちらの方が多く使われ
ているでしょう?

そして、その場面において「そもそも考える」という
ことは、どういうことなのか…ということをチーム内、
組織内で共有されているでしょうか?

さらに、
その「考える」方法を、実践上の課題解決などに適用
されていらっしゃるでしょうか?

普段より何気なく使っている「考える」ということ
ですが、実際のところ、あまり深くその意味を理解せずに、
お互いの暗黙の了解の中だけで、「もっと考えろよ…」
とか、「考えが浅いな〜」といった言葉で使われている
ことが多いようです。

ぜひ、ご自身の率いるチームで、今一度振り返って
いただけたらと思います。

チーム内での意見統一、意識統一は、そのテーマではなく、
チームとして「考える」ということの方向性が合致しているか
どうかということが大切なのです。

この「考える」ということは、私のライフワークでもあります。
いつもは、有料セミナーなどでご紹介する濃い内容なのですが、
これはどうしても知って頂きたいことなので、今日は、特別に
ご紹介してみますね。

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◆奥義:「考える」ための2つの軸

白い紙を一枚用意します。そこに、まず横軸に、次の2つを引き
ます。

 ・どうして?(so why?)
 ・どうする?(so what to do?)

次に縦軸に、次の2つを立てます。

 ・全体としてどうなる?(Holistic)
 ・何がネックなのか?(constraint)

ここまでいいですか?

四角い箱が、4つ上下に2つ、左右に2つ並んだと思います。
上記のマトリックスに基づいて、どこまで自分の考えがまとめら
れているのかをチェックすることができます。

今の現状について、「考える」べきことがあれば、これを使って
チェックしてみて下さい。

もちろん、同様に部下の思考の度合いについても、チェックする
際にも使えます。

また、このシートを会議などに参加する人に配り、議題に対して
ひとつずつチェックしていくことで使うこともできます。

最初のうちは、このシートを使って、「考える」練習を積み重ね
ていきましょう。

そのうち習慣化されてくれば、この4つのポイントを踏まえて、
考えたり、議論したりできるようになります。


ア┃プ┃ロ┃ー┃チ┃   思考マトリックスで考えをまとめる
━┛━┛━┛━┛━┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【1】「考える」という方向性をまとめてみる。

【2】横軸に「どうして」「どうする」を、縦軸に「全体と
   してどうなる」「何がネックなのか」を配置して、
   それぞれについて自分の考えを書いてみる。
   
【3】リーダーとしての自分の「考え」のまとめだけでなく、
   会議やミーティングの際に、メンバーの思考を合わせ
   るために用いる。
                          ■□■
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

いかがでしょうか?

前回もそうでしたが、会議やミーティングの場で、また、1対1
の場面においても、相手に「考える」ことを押しつけてはいけま
せん。また、自分と同じレベルを期待してはいけません。

そして、大切なのは、ただ「考える」ということだけでなく、
チーム(組織全体)が、「考える」方法を理解し、同じ方法で、
「考える」ことができるようにすることが、リーダーとしての
務めでもあります。

ぜひ、この思考マトリックスを活用して、望む結果を得て頂き
たいと思います。

もし、ご自身の「考え方」のまとめ方だったり、そこから
導き出す職場課題への適用の仕方について、もっと詳しく
知りたいということであれば、私、加藤が、直接お答えして
いくメンタープログラムをご用意しております。

http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml

メンタープログラムは、何かこちらから一方的に教えるという
ものではなく、ご自身の身の回りに起きている問題に対し、
そのソリューションを一緒に考えていくアドバイザリー
サービスです。

このメンタープログラムを通じて、質問、回答を繰り
返していくことで、知らず知らずのうちに「考える力」
が養われていきます。

もし、今、外部にアドバイスを求める人がいない、
客観的に自分を見つめて改善点を見つけたいときには、
メンタープログラムはとても有効です。
http://www.i-leader.jp/menter.html?tc=ml


それでは、また来週!

ファシリテーター:加藤

----------------------------------------------------------
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