2011年08月03日

グローバルコミュニケーション力を鍛えましょう!

先日、お茶の水女子大の准教授である村山先生からグローバルコミュ
ニケーション力に関するお話を伺う機会がありました。

現在、村山先生は、リーダーシップ養成教育研究センターに所属されて
おり、世界で活躍できる若手研究者の育成や、女性研究者支援、女性
リーダーを輩出する国際拠点の形成などを進めていらっしゃる革新的な
先生です。

元々は、英語教育のスペシャリストなのですが、語学教育のプロセスを
突き詰めると、グローバル人材育成につながっていることに気づかれ、
現在のお仕事となり、今、まさにそれを展開しているとのことでした。
今、日本の企業もグローバル化が進んでおり、海外で活躍できる人材の
育成が急務となってきています。

また、昨今の円高の影響もあり、輸出に関係する業種、海外を相手に
している企業においては、今後、ますます、海外拠点を持つ重要性が
出てくることと思います。

さて、今回、村山先生には、たくさんの質問をさせて頂きましたが、
中でも、「言語を習得する」上で重要だとされるポイントが、私が推し
進めている「ファシリテーション」の重要ポイントと一致していること
に気づき、とても共感と安心感を得ました。

先生曰く、企業おける英語研修の多くは、人材育成プログラムのスト
テジーの中に組み込まれたものになっていないため、語学としては学習
はできるものの、「実際のビジネスシーンで使える英語」は習得できて
いないのが現状なのだそうです。

さらに、村山先生には、多くの人が英語を学んでも、なかなか「話す」
というアクションに至らない理由についても、アメリカの言語学者の
スティーブン・クラッシェン氏が提唱した、第2言語の習得に関する
仮説「情意フィルター仮説(The Affective Filter Hypyhesis)」と、
それを元にした語学習得を進めるための方法などを教えて頂きました。

私が共感したのは、この習得を進めるための方法で、実は、私が
企業様の現場で行っている「人が本来持っているポジティブな意識と
効果的な行動を引き出す」というファシリテーションのポイントと全く
合致していたことでした。

このことを、村山先生にお話したところ、本来の意味での言語習得の
プロセスは、人材育成プロセスそのものなので、一致していて当然だと
思いますとのお話を頂きました。

今、まさに進めていることは、言語習得の上で重要な意味があることが
分かり、とっても得した気持ちになりました。
ますます「使える英語力」を高めていく意欲が高まったのは確かです。
さらに、第2言語習得は、異文化への適応が重要なカギとなるという
ことも詳しくお話頂き、これも、またまた納得! 共感!でした。

村山先生がおっしゃる適応の鍵は4つあるそうで、これも、ファシリ
テーションで活用しているツールや、その活用の観点とピッタリ一致
していました。
その村山先生が示された「異文化適応にかかわる4つの因子」とは・・・

  1.感情を制御できる能力
  2.オープンな心
  3.柔軟性
  4.自己受容度

ということでした。

1.は、まさに、EQです。

4.は、自己の思考行動特性を理解し、それをまるごと認め受け入れ
活用する、つまり、効き脳モデルの理解と活用に合致します。

2.と3.は、このEQと、効き脳モデルを実践で活用できるように
なるための心得として掲げている部分です。

確かに、会社や組織の中で、いろいろと異なるタイプの人たちが協力
して一つの目的・目標を達成していく時には、異質性への適応力がなく
ては、チームの成果を生み出していくことはできないわけですから、
まさにこの点が同じです。

外国語を学ぶ際に、その言葉だけでなく、その国の文化や習慣、そして、
それに基づく行動や考え方などを理解しながら語学を学んでいくことと、
企業内でチーム成果を創出していくために、お互いの異質な思考特性を
相互理解し、活かし合っていくコミュニケーションは、同じプロセスを
踏んでいることがよく分かりました。

文化や習慣を体感できる留学によって語学を学ぶ意義が分かりました。
そして、今回、村山先生のお話を聞いて、「異質性へ適応し、チーム成果
を創出していく人材育成の意義」を、改めて確信することができました。

本国内にいると、どうしても同じ日本人ということで「違いがない」
と認識しがちですが、自分と思考特性が異なる相手を外国人だと思えば・・・
コミュニケーションの方法も変わってくることと思います。

今後、この点を、皆さんをはじめ、クライアント様にもお伝えてして
いくべく、サポート力を磨いていこうと心を新たにしました。

上記のように、グローバル人材の育成プロセスにつながる、ファシリ
テーションのスキル習得は、これから企業において、ますます求められ
てくるスキルの一つです。

特に、これからは、“本物の外国人”とコミュニケーションを取って
いかなければならない状況になるかもしれません。

そうした時、語学力だけでなく、適応力も求められるスキルとなるので
リーダーとしては、それを部下やメンバーに教えていくことが必要ですね。
これにお応えできる「EQファシリテーション」のスキル習得については、
弊社でプログラムをご用意しています。
http://www.i-leader.jp/eqfacilitation.html

すでに目の前まで到達しているグローバル化の波を乗り切っていけるように
今のうちから対応しておきたいですね。

ご不明な点や聞いてみたい点等ございましたらお気軽にこのメールに
返信してください。どうぞご遠慮なく!
ということで、今日は、この辺で。

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
posted by FUJICO at 08:00| Comment(6) | TrackBack(0) | リーダー必携スキル
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