2011年08月31日

自分のリーダーシップ力を発揮するためのカギを知りたくないですか?

先週よりお知らせしていました、「リーダーシップ基礎力診断プログラム」
が、ついに完成致しました。

お約束通り、一般公開を前に、このニュースレターをご購読頂いている
皆さんに、一足先にお知らせ致します。

今回の「リーダーシップ基礎力診断プログラム」では、 受診結果から
得られる情報を元に、皆さんに何が必要なのかが明確にした上で、
これから何を行っていけば良いのかが、分かるようになります。

例えば、今現在、下記のようなことでお困りであれば、自分のリーダー
シップスタイルを知ることで、そこから引き起こしやすい状況の理解や
その解決へのヒントを手に入れることができます。


□ 仕事はバリバリこなすが、指示には従わない部下への対応に
   困っている。

□ 指示しないと動かない部下への対応に困っている

□ 口が立つが行動が伴わない部下への対応に困っている

□ 人が良いが控えめで自分で仕事を抱えてしまう部下への対応に
   困っている

□ チーム内で意見が対立した場合の対応に躊躇してしまう

□ いろいろなトラブルが頻発するが、その対応に振り回されるばかり
   で疲れてきている

こうした目の前にあった課題がなかなか解決できないというジレンマを
お持ちであれば、この「リーダーシップ基礎力診断プログラム」を通じて
解決の糸口を見出すことができます。

「リーダーシップ基礎力診断プログラム」を受診すると、

■ リーダー職の方が現実の場で遭遇しやすい障害で、かつ、リーダー
  職務を果たすには乗り越える必要がある観点の診断

■ リーダー職の方が、リーダーシップについて誤解しているために
  逆に自分を追い込み苦労してしまっている観点の解消

■ 科学的な理論背景のある診断をベースに全体を構成し、診断結果
  への安心感を得られる組み立て

■ 自己診断と問診を通じた推定実践度合いを比較することによって
  自分を見つめ直す機会を提供する仕掛け

■ 診断結果を機械的に提供するのではなく、診断結果を材料とした
  面談(遠方の場合はスカイプ)による直接対話を通じて、リーダー
  としてのこれからの成長への具体的な手がかりを手にすることができます。

これまでも「リーダーシップ」に関するツールやテクニックが出ています
が、全てを習得すれば、“できるリーダー”になれるかというかという
とそんなことはありません。

皆さんにとって必要なスキル、そうでないスキルがあります。

自分に必要な、今の状況に必要なリーダースキルは何であるのか、そして
今後、課題解決や、パフォーマンスの向上に何をすべきなのかが、この
リーダーシップ基礎力診断プログラムで、一目瞭然、分かるようになり
ます。


自分がどういうリーダーなのか、何が足りないのか、どこを伸ばしていく
べきなのかを知りたいということであれば、ぜひ、このプログラムを受診
されることをお勧めします。


リーダーシップ基礎力診断プログラムは、今すぐこちらから↓

http://www.i-leader.jp/lbp.html?tc=ml


また、皆さんの部下で、リーダーに任命したての方がいらっしゃる
のであれば、まずは本プログラムの受診をお勧めします。
何を伸ばし、何を補うか…、その優先順位も参考になると思います。

http://www.i-leader.jp/lbp.html?tc=ml


フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
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2011年08月24日

リーダーショップ力を最大限発揮させる方法

先週は、お盆の真っ只中でしたが、ゆっくりとお休みが取れましたで

しょうか?


十分、英気を養って、また、今週からがんばっていきましょう。


以前、私がある企業様のプロジェクト活動をサポートさせていただいた

際に、メンバーとして大活躍された方とお会いする機会がありました。


彼は、この7月初旬に初めてリーダー職を担当することとなりました。

その後のお仕事の様子を伺い、うまく進められていることや、ちょっと

苦戦していることなどについてお話を伺いました。


前回のメルマガで、皆さんのリーダーシップに関する基本的な特徴や

傾向、また、有利な点、注意すべき点を簡単に振り返ることができる、

リーダーシップ力の基礎診断プログラムの準備を始めたことをお伝えし

ましたが、その彼にもこの診断プログラムの中に含まれる診断ポイント

を実践しているかどうか確認してみました。


多くのリーダー初心者が、最初に直面する3つの苦戦ポイントというの

があります。彼も、初めてリーダーとなったことで、その3つの苦戦ポイントと

向き合うことになりました。


メンバーとして担当業務に邁進している際にはわからなかったリーダー職

として必要なことに、リーダーになって初めて気づいたと言います。


もちろん、そのときのリーダーの言動や、わたしがそのときのリーダーと話して

いた内容を聞いてはいましたが、わかったつもりになっていたのに、実際に

リーダーとして動いてみると、実はまったくわかっていなかったことを痛感した

と言いました。やはり、リーダーになってみないとわからない視界があるのです。


リーダーとなって行う「チームを率いての成果創出へのアプローチアクション」

と、担当者レベルで対処する「担当業務を遂行するアクション」では、

見えている世界が異なります。


今回、そのリーダー初心者の彼と直接お話をすることができて、よく

わかったのですが、リーダーシップ力の診断を行った場合に、その診断

結果だけをお渡しするのでは、自分自身の能力の活かし方や、その

軌道修正の方法が十分把握できない可能性があることに気づきました。


さらに、結果分析や予測、そして、意思決定のスタイルについても、

普段、どのように思考を進め、その思考をどう表現しているのかを直接

問診することで、より的確な診断ができることがわかりました。


より具体的に、皆さんの状況に合わせたカスタマイズした診断を行う

ことで、より実践的なアドバイスを差し上げることができると確信する

ことができました。


そこで、


今、開発している「リーダーシップ力診断プログラム」に、結果分析

だけでなく、こうした個別問診も盛り込み、面談(もしくはスカイプ等)

で、皆さんの思考プロセスを一緒に確認していく、という内容で構成

することにしました。


多くのリーダーは、問題解決のプロセス・方法が、担当者時代のそれとは

異なっている、つまり、「チームを率いての成果創出へのアプローチアクション」

に必要な観点に気づかず、自分がメンバー時代に成功した方法を引き続き

続けているようです。


また、自分自身の特徴(思考特性)と、メンバーの思考特性との関係性に

あまり配慮していない場合、その特性に合わせた問題解決法があることも

気づかず、コミュニケーションがうまく進まない状況を引き起こしていることも

あります。


今、私の方で開発、準備を進めているこの「リーダーシップ力診断プロ

グラム」は、皆さん自身のリーダーシップ力を知ることと、その特性

と現状に合わせた問題解決方法を知る助けとなることと思います。


さらに、上記のプログラムをパワーアップさせるとてもよいタイミングで、この

8月18日(木)〜21日(日)までの4日間、京都にて「TOC for Education

(TOCfE) 国際資格認定取得セミナー」参加してきました。


クリティカルシンキングを非常にシンプルでかつ実践的に適用させる3つの

ツールに焦点を合わせたプログラムで、私自身のクリティカルシンキングスキル

がまたしても飛躍的に磨かれました。

この観点も上記の診断プログラムに導入いたします。



非常に短時間であるにもかかわらず、恐らく、皆さんがこれまで受けてきた

単純な面談などでは体験することができない、明快な診断結果を

得られることと思います。


この「リーダーシップ基礎力診断プログラム」を通じて自分のリーダー

シップの活かし方がわかり、自分が強化すべきスキルが見つかれば、

あとはそれらを集中的にトレーニングするによって磨き上げていくだけです。

そうしたステップで、以下のような状況で陥りやすい不安定なリーダー

シップ状況から脱却できることと思います。


 ■自分よりもメンバーのほうが、専門知識が豊富である場合


 ■多様な価値観を持つメンバーで構成されているチームを牽引して、

  まとめていかなければならない場合


 ■チーム以外の関係者とのコミュニケーションが、チームの成果創出

  に大きなカギを握っている場合


こうした複雑なチーム、組織であっても、皆さん自身を自己分析し、

それに合わせた問題解決策を知ることができれば、対策をとることが可能です。


まもなく、この「リーダーシップ力診断プログラム」をご案内できると思います。


準備ができ次第、このメルマガやブログ、facebookページで、すぐに

お知らせ致しますね。


その前に、この「リーダーシップ基礎力診断プログラム」のベースになって

いるEQ理論の職場への適用について、解説したビデオをご用意しまし

たので、まずはこちらからご覧下さい。


http://www.i-leader.jp/leadercheck.html?tc=ml


こちらの動画をご覧頂き、動画の感想や、今、リーダーシップに関して

困っていること、知りたいことなどありましたら、このページのコメント

欄に書き込んで下さい。


内容を確認させて頂き、「リーダーシップ力診断プログラム」に組み込

めるものがあれば、積極的に採用して参ります。


動画の視聴はこちらから↓


http://www.i-leader.jp/leadercheck.html?tc=ml


お待ちしております。


フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤


追伸:


弊社の公式facebookページ「管理職のためのEQマネジメント」では、

リーダーにとって、周りの人への影響力を発揮し、チーム成果を創出

するための秘訣や鍵、ノウハウを公開しています。


また、それに関連する、さまざまな文献や記事等も引用しながら、皆

さんの職場での実践に役立つ情報をご紹介しています。


まだ、facebookページの「いいね」をクリックしていないのであれば、

今すぐ、クリックして、最新のリーダーシップに関する情報をゲットして

下さいね。


公式facebookページ「管理職のためのEQマネジメント」
https://www.facebook.com/EQManager


お待ちしております。
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2011年08月17日

9月に向けたチェックポイント

お盆休み明け、まだまだ暑い日々ですが、週末には東京は少し涼しく

なりそうだとの予報を聞くとほっとしますね。


今年のお盆休み 皆さんは、ゆっくりお休みできましたか? 地元に戻って、

旧知の方と久しぶりに会って楽しいひとときを過ごされたかもしれませんね。


8月もあと2週間! 学校関係の方は、9月から新学期がスタートしますし、

4月事業年度スタートの会社や団体組織では、第2四半期の最終月と

なる9月に入ります。


4月から新しくチームや組織のリーダーとなって奮闘されてきた方にとっては、

このお盆休み(夏休み)で一息ついて、今一度、自分のリーダーシップに

ついて振り返っておくのに、ちょうどよいタイミングです。


リーダーに初めて就任した方や、自分のこれまで蓄積してきた経験や

専門知識が通用しない新しい部署のリーダーに就任した方は、

メンバーへのアプローチの仕方にとまどいながら、この4月からの数ヶ月を

駆け抜けてきたことと思います。


最近も、自分のリーダーシップについて振り返ったり、自分の持ち味を

再確認した上で、メンバーへの働きかけ方を再考したいので、ちょっと

相談にのってもらえないか・・・というご相談を多くいただきます。


そうしたお話を伺っている中で、自分のリーダーシップに関する基本的な

特徴や傾向、有利な点、注意すべき点を簡単に振り返ることができる

リーダーシップ基礎診断セットの準備を始めました。


近日中にはご紹介できると思います。


特に、初めてリーダーになった方や、自分よりも部下のほうが専門知識

や経験が豊富な部署のリーダーになって影響力の発揮の仕方に苦戦

している方にとって、現在のご自身のアプローチを振り返る格好のツール

となります。

またご案内いたしますね。


フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
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2011年08月10日

「なくてもまあ・・・」 から 「なくてはならない」へ

最近、社内のリーダーや管理職に就かれている方から、社内やチーム内
のパフォーマンス向上、コミュニケーションを円滑にするために、EQ
を導入を検討している方からのご相談をよく頂くようになりました。


特に、技術的専門性が高い職務を要する職場では、知識・技術の習得
度合いが、実務上の成果に左右しますので、どちらかと言うと、対人
関係能力に問題があっても大目に見てきた職場が多いのではないかと
思います。

しかし、そうしたことを棚上げしたままにしていると、気がついたときには、
技術的専門性が高いとはいうものの(管理職になっているにも関わらず)
対人関係能力が低いために、組織やチームとしての大きな仕事を
任せることができないという状況に陥っていきます。

そうした状況では、部下のいない一人管理職状態になってしまっている
ので、誰かに仕事を任せるにしても、比較的狭い領域の仕事しか対応
させられないというジレンマを抱えていると言うお話を伺います。

こうした環境になってしまった職場の場合、自分の方が管理職だからと
いうことで、ポジションが上位ということをベースに、自分の意見や
考え方を優先したコミュニケーションを取ることが普通になってしまい
ます。

つまり、自分の言ったことに素直に対応してくれる人だけを評価したり、
自分が振りやすい仕事を選んだりする傾向が強くなっていきます。

この歪んだ状態が進むと、ソーシャルスキルと言われる「周囲の人に
接する時に、自分の考えや気持ちを適切かつ有効に相手に伝え、
相手に働きかける技能」が、著しく低下していきます。

一人で専門的で難易度が高いことを声高に叫んでいても、ほとんどの人
には、それは響かず、他者を巻き込むことができない状況を生み出して
しまいます。

このような状況が進むと、「自分の言っていることが分からないのは、
ダメなやつだ」と勝手な解釈で、排除してしまい、さらに孤立を深めて
いってしまいます。

専門的知識は多少あっても、人や大きな課題をマネジメントするスキル
がないために、本来、チームを率いたり、他者、他部門、関連領域を
目指す方向へ牽引していく管理職という本来の役割を果たせない状況
を作ってしまいます。

では、このような状況を作らないためにはどうすればいいのか?

これから、EQを学び、組織やチーム内のコミュニケーションを円滑に
する体制を整えればいいのですが、そうは言っても、50歳を越えた方が、
一からEQやマネジメントを学び、それをものにしていくためには、
これまでの、私の経験から言うと、本人に変わろうという強い意志が
なくては難しいのです。

このスキルをきちんと習得するには、これまで自分が慣れ親しんだコミュ
ニケーションの習慣を、別の新しい習慣に変えていくトレーニングが
必要ですので、一度の講習だけで、知識がついてできるというものでは
ありません。

専門的に言うと、大脳辺縁系のトレーニングを行うため、約2週間〜
3週間に一度、初回研修時に学んだことを実践し、どのような効果が
見られたか、どこが自分のアクションの障害になっているのかについて、
個別に面談しながら対話を続け、具体的な行動が変化しているかを
一緒になって確認していくプロセスが必要となります。

こうした地道なプロセスを、20代、30代の方は、楽しみながら自分
の変化を感じとり、周りに対する自分の影響力の変化を大きく体感して
いくことが多いので、半年ほどでもEQの力が伸びていきやすいですが、
年齢を重ねていくと、自分の慣れ親しんだ習慣行動を変えることが大変
面倒に感じるので、この個別面談での実践アクション確認の期間を長く
要します。

最初の頃は、「やっぱり、自分のやり方は変えられませんでした」と
いうお話になりやすいですが、辛抱強く、継続し続けることで、変化が
徐々に起こり、新しい習慣を創り出すことができるようになります。

そのためには、まず本人に自分を変える意思なくしては難しいという
理由がここにあります。

本気で自分を変えていきたい、組織やチームを先導していくリーダーと
してのスキルを身につけ、パフォーマンスの向上につなげていきたい、
と本気で考えているのであれば、自分変革の意思も強いはずです。

もちろん、若い時期からEQの力に着目して高めていく機会が持てれば、
それだけ早い段階で、リーダーシップのスキルを持つことになり、より
高い評価につながっていきます。

このEQを応用したコミュニケーションスキルを身につけることで、
以下のようなメリットが得られます。

1.自分自身の心理的な状態をはっきりと掴むことにより、感情を必要
  に応じて抑えたり、逆に使用したりして、ポジティブな成果を出す
  ことが可能となります。

2.周囲の人とコミュニケーションをとって何かを展開していく際に、
  自分の考えや気持ちを適切かつ有効に相手に伝え、相手に働きかけ、
  動きを引き起こすことができるようになっていきます。

3.周囲の状況を客観的に観察して判断したり、自分に対する周囲の
  様々な表現と反応・態度を観察し行動することで、信頼を得て仕事
  を進めていくことができるようになります。

上記の1.〜3.については、EQを具体的に測定することができる、
EQI(EQ行動特性検査)を受診いただくことで、自分の現在のEQ
を行動としてどれだけ発揮しているかを診断することができます。

このEQIは、上司が部下に受けさせるというよりは、まずは、上司が
受診され、その結果をもとに、どのように自分のチームにEQを発揮
していくのか、仕事の成果を生み出していくことができるかを確認する
ための材料として受診されることをお勧めします。

このEQIを受診することで、何をどうすればいいのかが明確になる
ので、より早く成果を獲得することができるでしょう。

年齢が若いチームであればなおさら、早い時期にこうした取り組みを
進めておくことをお薦めしております。

上司が受診した後、部下やチームメンバーにEQIを受診してもらうことで、
各人の心の持ちようが見えてくるので、より円滑なコミュニケーション
が図れるようになります。

EQIは、お1人面談(遠隔地の方はスカイプでの対話)サポート1時間
のセットで 15,000円と大変お得な価格でご提供しています。
しかも、インターネット上で設問に答えていくだけですので、職場や
ご家庭のパソコンで簡単に受診頂けます。

受診結果は、PDFの形でお返しし、その後、その結果を踏まえたアド
バイスを1時間ほど、私、加藤が直接行います。
都心から遠隔地の場合でも、Skypeなどを使って行いますので、安心して
受診頂けます。

冒頭ご紹介したような、人に働きかけていく機動力の落ちた組織になら
ないよう、今のうちから手を打っていきましょう。

EQI(EQ行動特性検査)についてはこちらで詳しくご紹介しています。
http://i-leader.jp/eqi1.html?tc=ml

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
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2011年08月03日

グローバルコミュニケーション力を鍛えましょう!

先日、お茶の水女子大の准教授である村山先生からグローバルコミュ
ニケーション力に関するお話を伺う機会がありました。

現在、村山先生は、リーダーシップ養成教育研究センターに所属されて
おり、世界で活躍できる若手研究者の育成や、女性研究者支援、女性
リーダーを輩出する国際拠点の形成などを進めていらっしゃる革新的な
先生です。

元々は、英語教育のスペシャリストなのですが、語学教育のプロセスを
突き詰めると、グローバル人材育成につながっていることに気づかれ、
現在のお仕事となり、今、まさにそれを展開しているとのことでした。
今、日本の企業もグローバル化が進んでおり、海外で活躍できる人材の
育成が急務となってきています。

また、昨今の円高の影響もあり、輸出に関係する業種、海外を相手に
している企業においては、今後、ますます、海外拠点を持つ重要性が
出てくることと思います。

さて、今回、村山先生には、たくさんの質問をさせて頂きましたが、
中でも、「言語を習得する」上で重要だとされるポイントが、私が推し
進めている「ファシリテーション」の重要ポイントと一致していること
に気づき、とても共感と安心感を得ました。

先生曰く、企業おける英語研修の多くは、人材育成プログラムのスト
テジーの中に組み込まれたものになっていないため、語学としては学習
はできるものの、「実際のビジネスシーンで使える英語」は習得できて
いないのが現状なのだそうです。

さらに、村山先生には、多くの人が英語を学んでも、なかなか「話す」
というアクションに至らない理由についても、アメリカの言語学者の
スティーブン・クラッシェン氏が提唱した、第2言語の習得に関する
仮説「情意フィルター仮説(The Affective Filter Hypyhesis)」と、
それを元にした語学習得を進めるための方法などを教えて頂きました。

私が共感したのは、この習得を進めるための方法で、実は、私が
企業様の現場で行っている「人が本来持っているポジティブな意識と
効果的な行動を引き出す」というファシリテーションのポイントと全く
合致していたことでした。

このことを、村山先生にお話したところ、本来の意味での言語習得の
プロセスは、人材育成プロセスそのものなので、一致していて当然だと
思いますとのお話を頂きました。

今、まさに進めていることは、言語習得の上で重要な意味があることが
分かり、とっても得した気持ちになりました。
ますます「使える英語力」を高めていく意欲が高まったのは確かです。
さらに、第2言語習得は、異文化への適応が重要なカギとなるという
ことも詳しくお話頂き、これも、またまた納得! 共感!でした。

村山先生がおっしゃる適応の鍵は4つあるそうで、これも、ファシリ
テーションで活用しているツールや、その活用の観点とピッタリ一致
していました。
その村山先生が示された「異文化適応にかかわる4つの因子」とは・・・

  1.感情を制御できる能力
  2.オープンな心
  3.柔軟性
  4.自己受容度

ということでした。

1.は、まさに、EQです。

4.は、自己の思考行動特性を理解し、それをまるごと認め受け入れ
活用する、つまり、効き脳モデルの理解と活用に合致します。

2.と3.は、このEQと、効き脳モデルを実践で活用できるように
なるための心得として掲げている部分です。

確かに、会社や組織の中で、いろいろと異なるタイプの人たちが協力
して一つの目的・目標を達成していく時には、異質性への適応力がなく
ては、チームの成果を生み出していくことはできないわけですから、
まさにこの点が同じです。

外国語を学ぶ際に、その言葉だけでなく、その国の文化や習慣、そして、
それに基づく行動や考え方などを理解しながら語学を学んでいくことと、
企業内でチーム成果を創出していくために、お互いの異質な思考特性を
相互理解し、活かし合っていくコミュニケーションは、同じプロセスを
踏んでいることがよく分かりました。

文化や習慣を体感できる留学によって語学を学ぶ意義が分かりました。
そして、今回、村山先生のお話を聞いて、「異質性へ適応し、チーム成果
を創出していく人材育成の意義」を、改めて確信することができました。

本国内にいると、どうしても同じ日本人ということで「違いがない」
と認識しがちですが、自分と思考特性が異なる相手を外国人だと思えば・・・
コミュニケーションの方法も変わってくることと思います。

今後、この点を、皆さんをはじめ、クライアント様にもお伝えてして
いくべく、サポート力を磨いていこうと心を新たにしました。

上記のように、グローバル人材の育成プロセスにつながる、ファシリ
テーションのスキル習得は、これから企業において、ますます求められ
てくるスキルの一つです。

特に、これからは、“本物の外国人”とコミュニケーションを取って
いかなければならない状況になるかもしれません。

そうした時、語学力だけでなく、適応力も求められるスキルとなるので
リーダーとしては、それを部下やメンバーに教えていくことが必要ですね。
これにお応えできる「EQファシリテーション」のスキル習得については、
弊社でプログラムをご用意しています。
http://www.i-leader.jp/eqfacilitation.html

すでに目の前まで到達しているグローバル化の波を乗り切っていけるように
今のうちから対応しておきたいですね。

ご不明な点や聞いてみたい点等ございましたらお気軽にこのメールに
返信してください。どうぞご遠慮なく!
ということで、今日は、この辺で。

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
posted by FUJICO at 08:00| Comment(6) | TrackBack(0) | リーダー必携スキル
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