ホームページをリニューアルして、EQファシリテーションや、
EQマネジメントのお話をしてから、ここ最近、EQに関する
お問い合わせをいただくことが増えてきました。
そこで、このニュースレターだけではお伝えしきれないEQを
活用した問題解決アプローチ法や、組織改革やリーダーシップに
について、皆さんで意見交換を行える場として、Facebook上に、
「EQファシリテーション」のfacebookページを開設しました。
★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf
今、日本がこうした厳しい局面におかれている状況だからこそ、
経営者やリーダーであれば、従業員や部下のEQ=感情を理解し
実際のビジネスシーンで活用するポイントや成果創出につなげる
カギをご紹介していきます。
ぜひご覧ください。↓
http://on.fb.me/gG1bqf
さて、このEQがビジネスの成果を生み出す上で本当に
重要であるということは、皆さんもご存知の大前研一氏が、
PRESIDENT誌の最新号の中で紹介しています。
--------------------------------------------------------------------------------
「人間の組織というのはロジカルに正しいことをやれと
指示しても、必ずしもみんな意欲を出してくれるわけ
ではない。完全にロジカルとはいえないけれど、120%
コミットしてもらえそうなことを指示したほうが、
いい結果が出る。EQの高いコミュニケーションが
できないと、マネージャー失格です。」
--------------------------------------------------------------------------------
PRESIDENT 2011.4.18号
この大前氏の記事は、無敵のビジネス英語について解説されて
いるのですが、その必要条件として3つ掲げています。
1つ目は、TOIC 850〜900点という基礎体力。
2つ目は、ロジカルシンキング(論理思考)。
3つ目が、EQ(心の知能指数)。
ということです。
英語という言語でビジネスをする環境ではない場合、
2つ目のロジカルシンキング(論理思考)と、
3つ目のEQ(心の知能指数)の2つは、ビジネスを
成功させる上で不可欠な条件ということになります。
皆さんのお仕事では英語力が必要ですか?
それとも今はあまり必要とされていないでしょうか?
いずれにしても、残りの2つは必須ということになります。
大前氏は、この2つを学ぶ順序としては、ロジックを先に学ぶ
必要があると指摘しています。
これは、EQを先に学んでしまうと、ロジックを学ぼうとしなく
なってしまうという理由からです。
実は、日本人は、事実に基づいて因果関係を丁寧にたどり、物事
を論理的に考え、結論を導き出すのが非常に苦手と言われています。
皆さんはいかがでしょう?
私が学んだ順序は、
EQ→ロジカルシンキング→EQというサンドイッチ型でした。
1996年7月に出版されたダニエルゴールマン著の
「EQ 〜こころの知能指数〜」で、初めてEQについて
知りました。大変興味を持って、すぐに学び始めました。
EQ的な観点で多少苦労していたこともあり、学んだことを
すぐに実践の場で活用していったことで、状況を好転させて
いく際に非常に効果がありました。
しかし、次第に複雑なビジネス課題を解決しなければ
ならない状況に深く進んでいくと、EQ的観点だけでは、
解決策を導き出せないことが分かってきました。
そこで、複雑な事象がからまった問題を解決するために
必要だと感じた「ロジカルシンキング」を本格的に学び始め
ました。これも、単に学習するだけではなく、目の前の
実際のビジネス課題を解決するために駆使していくように
しました。
莫大な資金を投資して、いろいろなロジカルシンキングの
手法を学びましたが、「TOC思考プロセス」は、
ロジカルシンキングの中でも特に秀逸で、非常にシンプル
に課題解決への手がかりを見つけ出すことができます。
わたしも、TOC-ICO(TOC国際認証機構)登録 Jonahという
「思考プロセス・トレーナー」の資格を取得しました。
後になって気がついたのですが、この「思考プロセス・トレーナー」
の資格が、EQとの相性が非常に良いことがわかってきました。
そして、昨年、改めて、EQを本格的に学び直し、一人ひとりの
EQについて行動面から分析診断し、目標実現へのアプローチを
見つけ出せるツールも活用できるようになりました。
そのツールの一つが、「EQI診断」です。
http://i-leader.jp/eqi.html?tc=ml
私は、こうしたサンドイッチ方式で、ロジカルシンキングと
EQの両方を極めてきましたので、大前氏の言っていたことが
よく分かるようになりました。
そう言えば、一緒に学んでいた方の状況を振り返ると・・・
「ロジカルシンキング」を得意とする人は、「EQ的観点」は、
あまり得意ではないことが多かったのです。
「ロジカルシンキング」の直線的なアプローチに比べて、
「EQ」は、揺れ動く相手の内側を見つめていく場面が多いため、
とてもまどろっこしく面倒に感じたのかもしれません。
一方、「EQ」を得意とする人は、「ロジカルシンキング」的
観点は、あまり好んで使うことはしないことが多いようです。
相手主体にアプローチする「EQ」のポジションとは異なり、
「ロジカルシンキング」は、自分をストレートに相手にぶつけて
いく雰囲気がありますので、それが、あまり好まれないようです。
しかし、現在のように混迷したビジネス環境下での諸問題を
根本的に解決していくには、この両面を学び、対処すべき
状況に応じて、この2つを使いこなしていくことが必要だと
痛感しています。
でも、その必要性を頭で理解したとしても、実際にこの2つを
学んでいこうとする行動や、自分が目指す状態(ビジョン)を
描く行動や、その目指す状態を実現していこうとするエネルギー
を生み出す力は、今の自分自身の「EQ」にかかっています。
ですので、私はどちらから始めてもよいとは思いますが、
両方を修得する行動を実現するには、「EQ」の力を持って
いなくては不可能と考えています。
大前氏の「無敵のビジネス英語必要条件3箇条」
◆1つ目:TOIC 850〜900点という基礎体力
◆2つ目:ロジカルシンキング(論理思考)
◆3つ目:EQ(心の知能指数)
を参考にしながら、自分がどのようなフィールドで成果を出して
いこうとしているかを振り返る機会にして頂ければと思います。
こうしたEQにまつわる情報を、今後は、facebookページで公開
して参りますので、ぜひ「いいね」ボタンをクリックして購読
して頂ければと思います。
★EQファシリテーション(facebook)
http://on.fb.me/gG1bqf
参考になった情報に対して「いいね」ボタンをクリックしたり、
コメントを残してくださいね。
もちろん、ご質問を頂いても構いません。お待ちしております。
ということで、今日はこの辺で。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
2011年03月30日
2011年03月23日
国難を乗り越えるリーダー
東北関東大震災から、今日で12日目となります。
今、私たちが一人ひとり、自分に出来ることを行うことで、
前進を始めていきましょう。
友人のtwitterから、元気が出てくる「映像」を知りました。
以前、NHKでも放映された映画「ハゲタカ」での、この言葉は
日本人の強さを見つめさせてくれます。
柴田恭平演じる、企業再生の専門家・柴野が、日本人について
語ったこの言葉です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://hagetaka.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=78
私たち日本人、一人ひとりの中に秘められている、世界的に見ても
卓越した力を、この未曾有の危機に直面している今こそ、発揮して
前に進んでいければと思います。
いろいろ考えてみると、今、私たちで出来ることは、それぞれの
お仕事や役割として、担われていることでも多くあるかと思います。
必要な物資を「作る」・・・電池、水、食料、油、薬など
必要な物資を「運ぶ」・・・自動車、電車、船、ヘリなど
必要な物資を「配る」・・・仕分け、数量確認、手渡しなど
必要な設備を「直す」・・・電気、ガス、水道、道路、空港など
必要な人材を「派遣する」・・・医師・看護師チームなど
必要な施設を「作る」・・・仮設住宅、仮設トイレ、仮設銭湯など
必要な資金・物資などを「贈る」・・・義援金、要支援物資提供など
支援の気持ちを「伝える」・・・友人・知人からの励ましの言葉、
世界の人々からの祈りの言葉、
各国からの力強い支援の言葉など
被災地から移転を希望する方々を「受け入れる住宅を設ける」
状況を改善・打開するための「プランを考案・提供する」
・・・など、
これらは、被災地に直接関係して「出来る」ことですが、今、
直接関係して支援できる状況は限られています。
解決の専門的知識スキルを保有した精鋭の方々が、日々、現場で
奮闘していただいています。
一方、現場に行かずとも、「出来る」こともたくさんあります。
今、東日本地域では、電力需給が逼迫していることから、計画停電
が行われており、著しく電力を消費する経済活動は、自粛を余儀
なくされ、抑えられています。
ですので、今回の大震災で被災しなかった地域の方が行うべき
ことは、いつも通りに「経済活動をする」ことだと思います。
無事だった地域の方が行うことは、日本の経済活動を維持し、
国家財政自体の基盤を支えることが、特に西日本の重要な役割に
なるのではないかと考えています。
日本人のどん底からでも立ち上がる生命力と、困難を次の新しい
時代の扉を開く力に変えていく粘り強さを、ぜひみんなで発揮し
ていきましょう。
わたしも、こうした「生命力」と「粘り強さ」を改めて強く
意識し直し、わたし自身が取り組んでいる『企業や国を変革し
新しい時代を築いていく人を育てる人材養成サポーター』
として、『混迷の状況を解きほぐし、解決への道を創出する
プロセスを一緒に創り上げていくファシリテーター』として、
これまで以上に全力を尽くしていきたいと思っています。
こうした状況下の中、国家レベルでも、企業レベルでも、的確な
リーダーシップが必要とされています。
特に、今回のような危機に直面した場面では、リーダー自身だけ
ではなく、各自の任務を果たす一人ひとりが、自分の「感情」と
どのように向き合ったかが、結果に大きく影響すると考えています。
最悪と思われる状況下において、心=感情を崩すことなく、望む
結果を生み出すために、最適で必要な「思考と行動」を生み出す
にふさわしい感情に、チューニングできるかどうか・・・
このとき、部下自身がこの感情のチューニングができるように
働きかけねばなりません。非常に難しい仕事です。
とても難しいことですが、ネガティブな感情に支配されて
しまうと、「やる気が出ない」「自分にできることはない」
という<行動につながらない事態>に陥ってしまうことは、
想像できると思います。
心を折らず、望む結果に導くために、自分の「感情」や周り
の人の「感情」を望む方向にチューニングしていくことが、
リスクに遭遇した際に、特にリーダーに求められるスキルです。
実は、今、深刻な問題も発生しています。
連日、テレビなどで大震災のニュースが流れ、津波の映像や避難
所の様子などが放送されたり、またネット上にもデマのような
不安を煽る情報が氾濫しているため、被災地でない方もいわゆる
「共感疲労」を覚え、倦怠感などやる気をなくしている人が多く
います。
こういう時こそ、リーダーとして、部下や社員、従業員の
「EQ」を再確認し、それぞれ自分自身の感情コントロール力を
見つめた上で、今なすべき事を一緒に確認することで、
業務に集中するよう導く必要があります。
被災していない地域の方が、元気に経済活動を行うために、
こうした「共感疲労」から開放するためにも
「EQ」マネジメントはとても有効です。
私たち一人ひとりにできることに向き合い、前を向いて
進む時、必要になってくる「感情を活かす力」について
ご紹介させていただいています。
http://i-leader.jp/eqi.html
このメルマガをお読みになっている皆さんは、企業内に
おいてリーダー、または、リーダーを育成する立場に
ある方だと思います。
今のこの国難を乗り越えるリーダーとして、ぜひ
一人ひとりができることが何かを考え、その実現に
必要で有効な「感情」を自ら醸成し、望ましい結果
を生み出す思考と行動を皆さんのチームで創り上げて
いきましょう。
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
今、私たちが一人ひとり、自分に出来ることを行うことで、
前進を始めていきましょう。
友人のtwitterから、元気が出てくる「映像」を知りました。
以前、NHKでも放映された映画「ハゲタカ」での、この言葉は
日本人の強さを見つめさせてくれます。
柴田恭平演じる、企業再生の専門家・柴野が、日本人について
語ったこの言葉です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://hagetaka.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=78
私たち日本人、一人ひとりの中に秘められている、世界的に見ても
卓越した力を、この未曾有の危機に直面している今こそ、発揮して
前に進んでいければと思います。
いろいろ考えてみると、今、私たちで出来ることは、それぞれの
お仕事や役割として、担われていることでも多くあるかと思います。
必要な物資を「作る」・・・電池、水、食料、油、薬など
必要な物資を「運ぶ」・・・自動車、電車、船、ヘリなど
必要な物資を「配る」・・・仕分け、数量確認、手渡しなど
必要な設備を「直す」・・・電気、ガス、水道、道路、空港など
必要な人材を「派遣する」・・・医師・看護師チームなど
必要な施設を「作る」・・・仮設住宅、仮設トイレ、仮設銭湯など
必要な資金・物資などを「贈る」・・・義援金、要支援物資提供など
支援の気持ちを「伝える」・・・友人・知人からの励ましの言葉、
世界の人々からの祈りの言葉、
各国からの力強い支援の言葉など
被災地から移転を希望する方々を「受け入れる住宅を設ける」
状況を改善・打開するための「プランを考案・提供する」
・・・など、
これらは、被災地に直接関係して「出来る」ことですが、今、
直接関係して支援できる状況は限られています。
解決の専門的知識スキルを保有した精鋭の方々が、日々、現場で
奮闘していただいています。
一方、現場に行かずとも、「出来る」こともたくさんあります。
今、東日本地域では、電力需給が逼迫していることから、計画停電
が行われており、著しく電力を消費する経済活動は、自粛を余儀
なくされ、抑えられています。
ですので、今回の大震災で被災しなかった地域の方が行うべき
ことは、いつも通りに「経済活動をする」ことだと思います。
無事だった地域の方が行うことは、日本の経済活動を維持し、
国家財政自体の基盤を支えることが、特に西日本の重要な役割に
なるのではないかと考えています。
日本人のどん底からでも立ち上がる生命力と、困難を次の新しい
時代の扉を開く力に変えていく粘り強さを、ぜひみんなで発揮し
ていきましょう。
わたしも、こうした「生命力」と「粘り強さ」を改めて強く
意識し直し、わたし自身が取り組んでいる『企業や国を変革し
新しい時代を築いていく人を育てる人材養成サポーター』
として、『混迷の状況を解きほぐし、解決への道を創出する
プロセスを一緒に創り上げていくファシリテーター』として、
これまで以上に全力を尽くしていきたいと思っています。
こうした状況下の中、国家レベルでも、企業レベルでも、的確な
リーダーシップが必要とされています。
特に、今回のような危機に直面した場面では、リーダー自身だけ
ではなく、各自の任務を果たす一人ひとりが、自分の「感情」と
どのように向き合ったかが、結果に大きく影響すると考えています。
最悪と思われる状況下において、心=感情を崩すことなく、望む
結果を生み出すために、最適で必要な「思考と行動」を生み出す
にふさわしい感情に、チューニングできるかどうか・・・
このとき、部下自身がこの感情のチューニングができるように
働きかけねばなりません。非常に難しい仕事です。
とても難しいことですが、ネガティブな感情に支配されて
しまうと、「やる気が出ない」「自分にできることはない」
という<行動につながらない事態>に陥ってしまうことは、
想像できると思います。
心を折らず、望む結果に導くために、自分の「感情」や周り
の人の「感情」を望む方向にチューニングしていくことが、
リスクに遭遇した際に、特にリーダーに求められるスキルです。
実は、今、深刻な問題も発生しています。
連日、テレビなどで大震災のニュースが流れ、津波の映像や避難
所の様子などが放送されたり、またネット上にもデマのような
不安を煽る情報が氾濫しているため、被災地でない方もいわゆる
「共感疲労」を覚え、倦怠感などやる気をなくしている人が多く
います。
こういう時こそ、リーダーとして、部下や社員、従業員の
「EQ」を再確認し、それぞれ自分自身の感情コントロール力を
見つめた上で、今なすべき事を一緒に確認することで、
業務に集中するよう導く必要があります。
被災していない地域の方が、元気に経済活動を行うために、
こうした「共感疲労」から開放するためにも
「EQ」マネジメントはとても有効です。
私たち一人ひとりにできることに向き合い、前を向いて
進む時、必要になってくる「感情を活かす力」について
ご紹介させていただいています。
http://i-leader.jp/eqi.html
このメルマガをお読みになっている皆さんは、企業内に
おいてリーダー、または、リーダーを育成する立場に
ある方だと思います。
今のこの国難を乗り越えるリーダーとして、ぜひ
一人ひとりができることが何かを考え、その実現に
必要で有効な「感情」を自ら醸成し、望ましい結果
を生み出す思考と行動を皆さんのチームで創り上げて
いきましょう。
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
2011年03月09日
「問題がどこにあるのかわからない…」は風土の病
芝公園 東京プリンスホテルにて、
『ヒューマンイノベーションフォーラム』
〜グローバル新時代に向けた「人と組織」の新しいかたち〜
に参加してきました。
日本マイクロソフト株式会社の樋口泰行社長からは、
「これからの人材育成と組織改革」というタイトルで、
育成と企業改革全体の観点から、リアルなホンネでの
お話が伺え、ひしひしとその重要さを身体で感じました。
特に印象的だったところに絞ってご紹介しますね。
企業変革に必要な要素として、
(1)戦略と実行力+(2)社員力+(3)健全なる企業文化
・・・というご紹介がありました。
中でも、なるほどな〜と感じたのは、
最後の「企業文化」が病んでいると、最も改革上の壁になる
ということです。
社内において、会社全体で見て解決すべき重要な問題に
ついて、その関係部署に確認してみると、
「それは問題ではありません…、問題はここではなく、
もっと別のところです。」
その別のところに行って確認してみると、
「それはここの問題ではありません。問題はあそこにある
のではないですか?」
と続いた後、またその対象が最初の部署に戻ってくる・・・
これこそが、『問題を問題と認識できていない』という
病んだ企業文化(風土)ということです。l
間違っていることやトラブル情報がどこかで止まっている
ことが病んだ企業の多くの症状だということです。
おそらく現場でお客様と接しているスタッフは、お客様
からの声を含めて、売り場がよい状態かどうかを知っている
と思います。それが伝わっていかない組織の病気です。
これらは、各部署の現場インタビューを重ねて、起きている
全体状況を正確に整理する必要があります。この全体整理も
実はファシリテーションスキルを活用します。
組織のどこに今そうした問題が起きているのだろう・・・
こうした人と情報が関わって埋もれているものを発掘し、
正確な実像を創り出すために、私によくお声かけ頂くのも
そうした時です。
樋口社長が、2005年5月にダイエーの再建を引き受け、
同社の社長に就任された後、直面したのが、上記の病んだ
企業文化だったのです。
もうお一人ご紹介したいお話は、株式会社ローソン
代表取締役社長 CEO 新浪剛史氏です。
相変わらず、とっても明るく楽しいお話でした。
私自身にも元気をたっぷりいただきました。
新浪社長のお話もたくさんご紹介したいのですが、
今回は、1つに絞ってお話しましょう。
最も惹かれたのは、人材育成についての明快なお話です。
新浪社長は、「考える人材創り」を進めているのですが、
この人材育成には非常に時間がかかるが、早く始めて、
実際に問題が起きたときに未知の状況に身を置いて、
自分で考えて意思決定していける人材を創っていかないと
問題が起きてからでは遅いという考え方です。
そして、しみじみおっしゃっていたのが次の言葉です。
「人材育成の試みをスタートして、最低でも2年〜3年は、
砂漠に水をまいているような気になる。それは、効果が
すぐに見えてくるものではないので。お金ばかりかかる。
でも、信じてやり続けること。やり方を間違えないで
やり続けること。でもやっぱり、5年はかかるでしょう」
ローソン社長職の前にも、人材育成のご経験があるのですが、
そのときもやはり5年かかったといいます。
特に、年齢的に、30代前半の若手に、徹底的に自分で考え、
自分で決めさせる訓練をさせることが必要というご指摘
には、私も同感です。まさにこの時期が、問題に主体的
に向き合って自ら考え、決めてその結果責任を持つ行動
を繰り返す訓練は重要です。
私自身が30代半ばで独立して自らの仕事を始めたのも、
この時期から自分自身で考え抜き、自分で意思決定し、
その結果責任を持つ行動を繰り返し実践し続けなければ
40代後半から未知の問題に立ち向かえなくなると
危機意識を持っていた背景があります。
こうした自ら考え意思決定するスキルへは、これまで
相当な額を自己投資して修得してきました。
今まさに主力スキルとして稼働しているのが・・・
品質経営(Quality Management)、ロジカルシンキング、
プロブレムソルビング、ブレークスルー発想力、
TOC思考プロセス、経営分析、Decision Management、
クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント、
Herrmann Model、Emotional Intelligence Quotient
・・・などなど
それが、現在の若手リーダー育成やファシリテーション
につながってきています。
『ヒューマンイノベーションフォーラム』の後半では、
AGC旭硝子株式会社 常務執行役員 人事・総務室長 平田泰稔氏、
コマツ 常務執行役員 日置正克氏、
P&Gジャパン株式会社 ヒューマン・リソーシーズ
シニアマネージャー 臼田美樹氏の3名と
モデレータ:週刊東洋経済編集部長 鈴木雅幸氏 での
パネルディスカッションが展開され、興味深い議論が行われました。
こちらもユニークなお話が盛りだくさんでしたので、
まだまだご紹介したいお話がたくさんあるのですが、
長くなってしまいますので、またの機会にしましょう。
今日のポイントは・・・
「問題がどこにあるのかわからない」は 風土の病
・・・ですので、そんな状況に困っていらっしゃる場合は、
お気軽にご相談くださいね。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
加藤のFace Book はこちらです
http://www.facebook.com/hirotsugu.katoh
ご紹介しましたスキルについてもお気軽にご相談ください。
自分が修得したいスキルを選べますし、また、わからないこと
や疑問を、他の方を気にすることなく率直にその場で確認する
ことができるマンツーマンでのサポートが受けられます。
http://i-leader.jp/private.html
『ヒューマンイノベーションフォーラム』
〜グローバル新時代に向けた「人と組織」の新しいかたち〜
に参加してきました。
日本マイクロソフト株式会社の樋口泰行社長からは、
「これからの人材育成と組織改革」というタイトルで、
育成と企業改革全体の観点から、リアルなホンネでの
お話が伺え、ひしひしとその重要さを身体で感じました。
特に印象的だったところに絞ってご紹介しますね。
企業変革に必要な要素として、
(1)戦略と実行力+(2)社員力+(3)健全なる企業文化
・・・というご紹介がありました。
中でも、なるほどな〜と感じたのは、
最後の「企業文化」が病んでいると、最も改革上の壁になる
ということです。
社内において、会社全体で見て解決すべき重要な問題に
ついて、その関係部署に確認してみると、
「それは問題ではありません…、問題はここではなく、
もっと別のところです。」
その別のところに行って確認してみると、
「それはここの問題ではありません。問題はあそこにある
のではないですか?」
と続いた後、またその対象が最初の部署に戻ってくる・・・
これこそが、『問題を問題と認識できていない』という
病んだ企業文化(風土)ということです。l
間違っていることやトラブル情報がどこかで止まっている
ことが病んだ企業の多くの症状だということです。
おそらく現場でお客様と接しているスタッフは、お客様
からの声を含めて、売り場がよい状態かどうかを知っている
と思います。それが伝わっていかない組織の病気です。
これらは、各部署の現場インタビューを重ねて、起きている
全体状況を正確に整理する必要があります。この全体整理も
実はファシリテーションスキルを活用します。
組織のどこに今そうした問題が起きているのだろう・・・
こうした人と情報が関わって埋もれているものを発掘し、
正確な実像を創り出すために、私によくお声かけ頂くのも
そうした時です。
樋口社長が、2005年5月にダイエーの再建を引き受け、
同社の社長に就任された後、直面したのが、上記の病んだ
企業文化だったのです。
もうお一人ご紹介したいお話は、株式会社ローソン
代表取締役社長 CEO 新浪剛史氏です。
相変わらず、とっても明るく楽しいお話でした。
私自身にも元気をたっぷりいただきました。
新浪社長のお話もたくさんご紹介したいのですが、
今回は、1つに絞ってお話しましょう。
最も惹かれたのは、人材育成についての明快なお話です。
新浪社長は、「考える人材創り」を進めているのですが、
この人材育成には非常に時間がかかるが、早く始めて、
実際に問題が起きたときに未知の状況に身を置いて、
自分で考えて意思決定していける人材を創っていかないと
問題が起きてからでは遅いという考え方です。
そして、しみじみおっしゃっていたのが次の言葉です。
「人材育成の試みをスタートして、最低でも2年〜3年は、
砂漠に水をまいているような気になる。それは、効果が
すぐに見えてくるものではないので。お金ばかりかかる。
でも、信じてやり続けること。やり方を間違えないで
やり続けること。でもやっぱり、5年はかかるでしょう」
ローソン社長職の前にも、人材育成のご経験があるのですが、
そのときもやはり5年かかったといいます。
特に、年齢的に、30代前半の若手に、徹底的に自分で考え、
自分で決めさせる訓練をさせることが必要というご指摘
には、私も同感です。まさにこの時期が、問題に主体的
に向き合って自ら考え、決めてその結果責任を持つ行動
を繰り返す訓練は重要です。
私自身が30代半ばで独立して自らの仕事を始めたのも、
この時期から自分自身で考え抜き、自分で意思決定し、
その結果責任を持つ行動を繰り返し実践し続けなければ
40代後半から未知の問題に立ち向かえなくなると
危機意識を持っていた背景があります。
こうした自ら考え意思決定するスキルへは、これまで
相当な額を自己投資して修得してきました。
今まさに主力スキルとして稼働しているのが・・・
品質経営(Quality Management)、ロジカルシンキング、
プロブレムソルビング、ブレークスルー発想力、
TOC思考プロセス、経営分析、Decision Management、
クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント、
Herrmann Model、Emotional Intelligence Quotient
・・・などなど
それが、現在の若手リーダー育成やファシリテーション
につながってきています。
『ヒューマンイノベーションフォーラム』の後半では、
AGC旭硝子株式会社 常務執行役員 人事・総務室長 平田泰稔氏、
コマツ 常務執行役員 日置正克氏、
P&Gジャパン株式会社 ヒューマン・リソーシーズ
シニアマネージャー 臼田美樹氏の3名と
モデレータ:週刊東洋経済編集部長 鈴木雅幸氏 での
パネルディスカッションが展開され、興味深い議論が行われました。
こちらもユニークなお話が盛りだくさんでしたので、
まだまだご紹介したいお話がたくさんあるのですが、
長くなってしまいますので、またの機会にしましょう。
今日のポイントは・・・
「問題がどこにあるのかわからない」は 風土の病
・・・ですので、そんな状況に困っていらっしゃる場合は、
お気軽にご相談くださいね。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
加藤のFace Book はこちらです
http://www.facebook.com/hirotsugu.katoh
ご紹介しましたスキルについてもお気軽にご相談ください。
自分が修得したいスキルを選べますし、また、わからないこと
や疑問を、他の方を気にすることなく率直にその場で確認する
ことができるマンツーマンでのサポートが受けられます。
http://i-leader.jp/private.html
2011年03月02日
今、企業に求められているのは「内側から引き出す力」
先週のメルマガで、i-leader.jpのホームページリニューアルを
記念して、「EQファシリテーション基礎」のセミナー動画を
無料視聴できるご案内をさせて頂きました。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml
もし、まだご覧頂けていないようでしたら、ぜひご確認頂きたい
部分がございます。また、すでにご覧頂いていても、次の
ポイントに注意して再度、ご覧頂ければ幸いです。
そのポイントとは・・・
皆さんもお気づきのように、実際の職場・現場においては、
教科書通りの状況がそのままあるわけではなく、また、その手法
もそのまま使える場面など、ほとんどありません。
そこで、今回の無料動画と併せて、ご確認頂きたいお話があり
ますので、ご紹介します。
厳しい競争社会の中で、生き残っていくための現場の働き方に
ついて、腕利きの有名社長の皆さんがコメントされている記事が
ありました。(PRESIDENT 2011.3.21号)
その中から、今後、皆さんがリーダーとしてその力を発揮する
ためのヒントを得ていただきたいと思います。
----------------------------------------------------------
『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』
〜日産自動車 COO 志賀俊之氏〜
----------------------------------------------------------
この発言、含蓄ある言葉ですね。
わざわざ波風を立てるなんて合理的じゃない・・・と思います
よね。でも、内向きな文化を突破して、新しい価値を生み出す
ときには、こうしたアプローチが必要な場面が、これからドン
ドン増えてきます。
しかし、普通は波風を立てるようなこと、誰もしたくありません
から、社長が、いくら「同質性の居心地の良さから新しい価値
は生まれない! 波風を立てろ」と言っても、そうした状況を、
現場に入ってコーディネートしていく人や、実際に波風を立て
たときに、それをイノベーションにつなげていくプロセスを
マネジメントする人がいなくては、かけ声だけに終わってしま
います。
こうした『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』ため
には、社内にEQファシリテーターの存在が不可欠といえるで
しょう。
皆さんの社内でもそうしたEQファシリテーターを今後育てて
いくのは、重要な意味があると思います。
それから、こんな発言もあります・・・
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『階層が上に上がるほど、不条理というものが理解できるか
どうかが非常に重要になってきます。世の中というものは、
数学や論理で割り切れない、不条理なことのほうが多いの
ですから。特に経営者になると、不条理に満ちあふれた
情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を持って最終目的へ
と向かう解を見出していくかが、ビジネスの成否をわける
といっても過言ではないでしょう』
〜三菱電機 社長 山西健一郎氏〜
----------------------------------------------------------
これも、企業が直面する場面は、教科書通りの問題などない・・・
と断言している言葉ですね。まさに不条理なことをどう料理して
いくか…は、まさにEQファシリテーション力が必要な場面と
いえるでしょう。
社内で実際に直面する問題は、まさに『不条理』なことが多い
ですよね。
理屈で割り切れない要素がはまりこんでいる状況下で、それを
解決しなければならないというのは、非常に辛いものがあります。
山西社長の言葉の中の、
「不条理に満ちあふれた情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を
持って・・・」という部分。
これ、まさにEQファシリテーションが必要な部分なのです。
さらには、マネージャーに求められるコンピテンシーさえ、今や
大きく変貌しています。
皆さんの会社では、以下のようなお話は出てきていませんか?
----------------------------------------------------------
今まで、先頭に立ってチームをぐいぐい引っ張り、成績も挙げて
きた営業バリバリのマネージャーは評価されなくなっている。
それよりも、現有スタッフをまとめ上げ、目標達成へのプロセス
も含めて管理できるマネージャーが求められている。
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これは、メンバーへの関わり方、特に、感情面を仕事のプロセス
や成果にいかに結びつけるかについてのスキルなくして、これは
実現できない領域です。
ますます、EQファシリテーションが必要な場面が増えている
ことを感じます。
これまでは、いわゆる根性・努力、そして気合い・精神で、
ちょっと強引であっても乗り切れたかもしれません。
成長へのレールがあったからです。
でも、成長へのレールが見えにくい経営環境では、ワンパターン
の「根性」では、メンバーのやる気を引き出せません。
すでに人々(従業員や部下など)の意識は多様化してきており、
自分の“ものさし”だけでは測れず、コントロールできない時代
になってきています。
ただ、誤解しないで下さいね。
EQを用いて、個々人の性格に合わせて迎合するのではなく、
個々人に合ったアプローチ方法と、適職(役割)があるという
ことを知ることで、会社全体を良い方向に導くための方法論で
あることをご理解いただけたらと思います。
その“先導役”が、会社の経営者であり、管理職、チームリーダー
であり、そのために「EQ」を活用したファシリテーションが
今、求められているのです。
今回、無料視聴できる「EQファシリテーション基礎」の動画
では、どのようなケースで用いることが重要であるのか、実際の
現場でのシーンも交えながら、解説しています。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml
今日のお話を踏まえて、動画をご覧いただけたら嬉しいです。
また、動画をご覧頂いた感想をぜひお聞かせください。
お待ちしております。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
追 伸:
私もfacebookを始めました。
http://www.facebook.com/hirotsugu.katoh
こちらでも、リーダーシップや企業改革に関する情報を発信して
いますので、お友達申請してくださいね。
お待ちしております。
記念して、「EQファシリテーション基礎」のセミナー動画を
無料視聴できるご案内をさせて頂きました。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml
もし、まだご覧頂けていないようでしたら、ぜひご確認頂きたい
部分がございます。また、すでにご覧頂いていても、次の
ポイントに注意して再度、ご覧頂ければ幸いです。
そのポイントとは・・・
皆さんもお気づきのように、実際の職場・現場においては、
教科書通りの状況がそのままあるわけではなく、また、その手法
もそのまま使える場面など、ほとんどありません。
そこで、今回の無料動画と併せて、ご確認頂きたいお話があり
ますので、ご紹介します。
厳しい競争社会の中で、生き残っていくための現場の働き方に
ついて、腕利きの有名社長の皆さんがコメントされている記事が
ありました。(PRESIDENT 2011.3.21号)
その中から、今後、皆さんがリーダーとしてその力を発揮する
ためのヒントを得ていただきたいと思います。
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『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』
〜日産自動車 COO 志賀俊之氏〜
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この発言、含蓄ある言葉ですね。
わざわざ波風を立てるなんて合理的じゃない・・・と思います
よね。でも、内向きな文化を突破して、新しい価値を生み出す
ときには、こうしたアプローチが必要な場面が、これからドン
ドン増えてきます。
しかし、普通は波風を立てるようなこと、誰もしたくありません
から、社長が、いくら「同質性の居心地の良さから新しい価値
は生まれない! 波風を立てろ」と言っても、そうした状況を、
現場に入ってコーディネートしていく人や、実際に波風を立て
たときに、それをイノベーションにつなげていくプロセスを
マネジメントする人がいなくては、かけ声だけに終わってしま
います。
こうした『上手に波風を立ててイノベーションを起こす』ため
には、社内にEQファシリテーターの存在が不可欠といえるで
しょう。
皆さんの社内でもそうしたEQファシリテーターを今後育てて
いくのは、重要な意味があると思います。
それから、こんな発言もあります・・・
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『階層が上に上がるほど、不条理というものが理解できるか
どうかが非常に重要になってきます。世の中というものは、
数学や論理で割り切れない、不条理なことのほうが多いの
ですから。特に経営者になると、不条理に満ちあふれた
情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を持って最終目的へ
と向かう解を見出していくかが、ビジネスの成否をわける
といっても過言ではないでしょう』
〜三菱電機 社長 山西健一郎氏〜
----------------------------------------------------------
これも、企業が直面する場面は、教科書通りの問題などない・・・
と断言している言葉ですね。まさに不条理なことをどう料理して
いくか…は、まさにEQファシリテーション力が必要な場面と
いえるでしょう。
社内で実際に直面する問題は、まさに『不条理』なことが多い
ですよね。
理屈で割り切れない要素がはまりこんでいる状況下で、それを
解決しなければならないというのは、非常に辛いものがあります。
山西社長の言葉の中の、
「不条理に満ちあふれた情報や現実を賢く料理し、いかに情熱を
持って・・・」という部分。
これ、まさにEQファシリテーションが必要な部分なのです。
さらには、マネージャーに求められるコンピテンシーさえ、今や
大きく変貌しています。
皆さんの会社では、以下のようなお話は出てきていませんか?
----------------------------------------------------------
今まで、先頭に立ってチームをぐいぐい引っ張り、成績も挙げて
きた営業バリバリのマネージャーは評価されなくなっている。
それよりも、現有スタッフをまとめ上げ、目標達成へのプロセス
も含めて管理できるマネージャーが求められている。
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これは、メンバーへの関わり方、特に、感情面を仕事のプロセス
や成果にいかに結びつけるかについてのスキルなくして、これは
実現できない領域です。
ますます、EQファシリテーションが必要な場面が増えている
ことを感じます。
これまでは、いわゆる根性・努力、そして気合い・精神で、
ちょっと強引であっても乗り切れたかもしれません。
成長へのレールがあったからです。
でも、成長へのレールが見えにくい経営環境では、ワンパターン
の「根性」では、メンバーのやる気を引き出せません。
すでに人々(従業員や部下など)の意識は多様化してきており、
自分の“ものさし”だけでは測れず、コントロールできない時代
になってきています。
ただ、誤解しないで下さいね。
EQを用いて、個々人の性格に合わせて迎合するのではなく、
個々人に合ったアプローチ方法と、適職(役割)があるという
ことを知ることで、会社全体を良い方向に導くための方法論で
あることをご理解いただけたらと思います。
その“先導役”が、会社の経営者であり、管理職、チームリーダー
であり、そのために「EQ」を活用したファシリテーションが
今、求められているのです。
今回、無料視聴できる「EQファシリテーション基礎」の動画
では、どのようなケースで用いることが重要であるのか、実際の
現場でのシーンも交えながら、解説しています。
http://i-leader.jp/eqdvd1.html?tc=ml
今日のお話を踏まえて、動画をご覧いただけたら嬉しいです。
また、動画をご覧頂いた感想をぜひお聞かせください。
お待ちしております。
それでは、また来週!
フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
追 伸:
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