2011年02月09日

経営者の意識、社員の意識、幹部層・管理職の認識

事業経営を成り立たせる上で、経営者の意識、そして、
社員の意識、特に幹部層・管理職の認識が重要なカギで
あることが最近のマスコミ情報でもよく取り上げられます。

ここのところ注目されているJALは、経営破綻して1年が経ち
ますが、会社更生法の適用を受け、2兆3221億円という巨額の負債
を整理してもらった上で、今現在、再浮上を目指しています。

このJALが経営再建に向けて現在も取り組みが進められている
ことは、皆さんもご存じの通りです。

生き残る経営者は、自社の生き残りのための手がかりを真剣に
考え、刻々と変化する環境に対応すべき切り口と方向性を提示
するものですが、このとき、幹部社員や管理職層が、経営全体
の動きに敏感に反応します。

イエスマンが好きな経営者は、このとき、辛口の提言を否定し
たり、自分が問題だと認識しない切り口の側面を見ることを
好まないため、変化への対応行動を組織として起こせないこと
が多いようです。

変化に対して主体的に対応している企業では当たり前のことが、
経営不振に陥る企業では共通して行われていない観点があります。

経営者がこれまでの政治との関係からの甘えを断ち、国際環境
で生き残るための当たり前の原則を踏まえた新しいJALでは、
稲森会長自らが、次の核となる経営幹部への指導に重点を置いて
いることがよくわかります。

JALの経営破綻は、そうした政治家との関係や親方日の丸的な
仕組み、そうした状況に甘えてきたこれまでの経営陣に、大きな
要因はあるものの、これから新しいJALを創りだすには、
幹部社員や管理職層自身の考え方がカギとなることは必然だと
思います。

そのため、稲森会長が特に重視したのが、幹部社員や管理職層の
経営に対する認識、考え方ということなのでしょう。

「お客様が求めている視点というのを、自分よがりみたいな
 考え方もあった」
 
「赤字がどういう意味か、無配当がどういう意味か、まったく
 関心がなかった」
 
こうした素直な発言が出てきたこと自体が現場全体へ影響を
及ぼすことと思います。

経営改革が進まない企業の場合の特徴として、幹部社員や
管理職層からの発言には、顧客視点が少なく、経営状態を
まったく知らされていない、あるいは知ろうとしていない
状況があります。

その他、経営者も含めた、自分自身にかかっているコスト
に対して、どれだけの付加価値を生み出しているかを
問いかける姿勢が不足していると、変化に対応する動きも
鈍くなり、思いに思い、考えに考えるということが不足
してきます。

企業経営の改革では、これまで長年に渡って過ごしてきた
日々の認識を大きく転換するわけですから、一朝一夕で
変わることは確かに難しいです。

そのため繰り返し繰り返し、そうした話をしながら、実際の
行動変化を確認し続けていく根気こそが、重要なカギだと
感じています。

今の日本では、どこもやっているようなことをしていては
この厳しい経営環境で成長することは難しい状況です。

常に、差別化を意識し、新しい変化に向けて挑戦する
勇気が必要ですが、これが言葉で言うのは簡単ですが、
実際に行動に移すのは大変難しいですよね。

皆さんの新しい変化に向けた挑戦についてぜひいろいろ
お聞かせいただけたらと思います。
またぜひ情報交換させてくださいね。

それでは、また来週!

フジコーポレーション株式会社
ファシリテーター(企業変革人材養成サポーター)
加 藤
posted by FUJICO at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織風土改革
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